第2話 誕生日パーティー?
私がスミカに転生してから約9ヶ月がたち、スミカは1歳になった。この9ヶ月で話せるようになったし、立てるようにもなった。けど、歩こうとすると前に体重をかけすぎて、転んでしまう。その度にお父様やお母様が大騒ぎして医者を呼ぶので、歩く練習は両親がいない時にやることにした。
ーそんなある日、お母様とお父様が突然私の部屋に入ってきた。
「おかあさま、おとうさま、どうしたの?」
「スミカ、お誕生日おめでとう」
とお母様が言い、
「スミカのお誕生日パーティーをやろうと思ってな」
とお父様が言った。
「おたんじょーび?」
「「そう」」
あれから一週間がたち、誕生日パーティーの日がやってきた。今日の目的は、もちろん私の誕生日を祝うことなんだけど、ブリアージュ王国の貴女のお披露目という目的もあるらしい。初めて会った時の印象は、これからの人の関係に大きな影響を与えるから、赤ちゃんだとしても泣くわけにはいかないらしい。‥‥‥それにしても、このドレス、キツイ‥‥‥今日一日中これは、流石に無理かもしれない。奈々として生きていた時も、こんなにきついドレスは着たことがなかった。それくらいきついのだ。‥お披露目、大丈夫かな‥‥‥
ーやっとお披露目の時がやってきた。めちゃくちゃ緊張するし、めちゃくちゃドレスがきついけど、お父様とお母様が一緒だから、大丈夫な気もする。
「国王キリシス、王女アイリス、そして貴女スミカの登場です。」
司会の人がドアを開けた。その瞬間、水が私たちの周りをぐるりと囲み、そのまま上へと水が消えていった。ーえ?あれ、なに?




