教授のお話
今日、大変幸運なことにとある教授の講演会に参加することにあいなった。偶然と言えば偶然なのだが、その教授の友人にわたしとかかわりの深いものがいたことから、記者をしている私に話を回してもらえたのだ。何でもその教授に上手いこと話を聞きだしてほしいとのことだった。
「本日はお集まりいただき誠にありがとうございました。これより、私の長年にわたる研究の成果をお話させていただきたいと思います。」
その内容は、月に関するもので宇宙に関する知識などほぼ皆無の私にとっては、荒唐無稽の話だったのだが、ここに来る前にある程度の知識を友人につぎ込まれてきていた。
講演会というよりは、研究発表の場だったらしく。周りの人達も記者というよりは、研究に資金提供をしている業者の社長や同じ研究に従事している者ばかりであった。
その研究というのは、月の内部構造、ならびに月内部に存在するものについてであった。
「長年の観測の結果から月内部はやはり空洞であり、その内部には****ガスで満たされておりました。我々は、そこに研究施設を作り素晴らしい結果を生むことが出来ました。」
月に研究施設。ここに来る前までは都市伝説程度の藩士だと思っていたが、彼らの出す写真やレポート。普通に考えてアポロから四十年がたっている技術力の進化を考えれば何も疑問点など無い。
ここにいるメンバーは、そのことが前提で集まっているらしく、誰も疑問を口にしない。
一応、友人からの説明を追記しておく。
『月ってそんな簡単に行けるのか?』
「ああ、もう十数年以上前から基地は立っている。恐らく、部品を少しづつ送ることで建てたんだろう。シャトルの打ち上げにはメディアがでしゃばるからな、大規模のロケットは打てない。今じゃ、火星の往復も可能ってのが常識だ。」
『マジかよ。もう住んでるのか?』
「・・・・それは、関係ないだろ。とりあえず、あの爺さんが絡んでると思う計画の資料がこれだ。頼むぞ。」
私の家で行われた秘密会議で手渡せれた資料は、暗号化が施されていた。解読の方法は口頭でのみ教えてもらい。メモを取ることは許されなかったが、記憶力だけは長所であった私は、何とか解読法を暗記した。
そこに書かれていた内容は、大まかにいえば、土星に関する内容である。
「現状での運用は無重力空間でのみ想定したものであり、地球での運用は目指しておりません。それに、そんな事、不可能でしょう。ハッハッハ。」
友人が爺さんと言っている五十代後半の教授が笑うと会場の数人が怪訝な顔をする。その人たちは、友人の話からすれば、「次の住人」と定義していた。
すると、恐らく、研究者であろう一人が挙手をする。
「教授の研究では、その****はどの程度のあるのですか? 月の体積を考えれば相当量あると思われますが・・・。」
彼も答えは知っているのだろう。話の途中で教授に一瞥されて言葉を濁し始める。
「・・・・失礼しました。超高速移動。並びに素粒子結合に重要な因子となる当ガスですが、使用料の削減は可能ですか?」
「ええ。もちろんです。当ガスの運用法に関しては専門外の内容も含まれますが、皆さまのご期待を満たすだけの量は確保いたしました。」
――
『次の住人?』
「ああ。簡単に言えばクローンだよ。地球に残すいらない方のな。」
『なんで次の住人なんだ? 少しズレてないか?』
「・・・・。お前の好奇心には恐れ入るが、あまり言及しない方がいいぞ。」
『・・・・、分かったよ。んで、この****ってのはなんだ? それに関しても知らない方がいいってか?』
「まぁ、そうなんだが・・・。お前、消える覚悟はあるか?」
『結婚もしてないし、恋人なんて出来ないよ。まぁ、両親は健在だけど疎遠になってるしオレは問題ないぞ?』
「そうか。分かった。****ってのは、素粒子にとある反応を起こさせるときに必要なんだ。そいつがあるだけで、人間は人間を越えられる。いや、人間じゃなくなることが出来るんだ。詰まる話、高次元生命体になれるってことだ。」
『・・・・・・は?』
「その反応が正しいよ。説明が難しいが、言いてしまえば常識の拡張だ。そのガスを使えば、五人の人間を一つにする事も出来るし、光の速度なんて低速を越えて移動することが出来る。と言ってもそれを利用できるのは、一般人には不可能だがな。」
――
友人の話は先程も言った通り荒唐無稽だ。人間の常識を超える? そんなことが可能なのか? 同じ人間に。
友人の話を思い出しながら教授の話す内容を何とか理解しようと試みる。もし、この話が本当だとしたら、ネットで話されているような内容など子供のおとぎ話程度のかわいいものだ。
人間選別? 新たな世界? ミニ氷河期? ばかばかしい。
「・・・以上が、我々の研究の成果です。では、なにかある方はいらっしゃいますかな?」
この中にどれくらい私と同じように話に着いていけない人がいるのだろうか? この場にどれくらい教授に対して質問するものがいるのだろうか? 先程のから質問していた研究者らしき人達は、恐らく、教授側の人間だろう。いつどのような筆問が、有識者に効果的か心得た質問だったのだろう。
「(まぁ、あいつの話じゃもう遅いんだよな。)」
ここに来た時点である程度普通の暮らしなど約束されていない。後はどれだけ沼にはまるかの違いだ。
太く短く人生を楽しむ。すべては、自分だけの人生のため。これが私の座右の銘.
「いいでしょうか?」
「はい。どうぞ。」
「教授は、****は、必要量あるとおしゃいましたが、それは、土星の衛星のことでしょうか?」
「・・・・・。」
会場の空気が死んだ気がした。
教授のお話。
これはとある友人のつてで会うことのできた宇宙の研究に携わるとある教授とお話しできたことを記したものである。その教授にも恐らく秘匿義務は存在するので、名前は「H」氏とさせていただく。もし、「H」で始まる人物が急死したのならこの話は真実であり、その人物こそが、世界の真実を知ったものであることを分かってもらいたい。
「本日はお招きいただいてありがとうございました。」
「いえいえ。K君(私の友人)の友人で物書きをしているんだろ? 知識の一環として私の話を聞きたいと聞いたんだが、どういった内容なのかね。教授といっても知識には多少かとよりがあるのだが。」
裕福な老人が座っていそうな体を覆えそうな一人用のソファーに腰かけた状態でH教授は笑いながら語る。彼は、宇宙に関する、特に惑星に関する研究で権威のある先生らしく、今回は、物書きをしている私にそのあたりの宇宙に関する知識の間違えを教えてもらうために友人に紹介してもらった。
ことになっている。
そういったのも単純な話で、実際に物書きはしているのだが、宇宙に関する話を書く予定なのどなかったし、友人に教授の名前を聞くまでは知りもしなかった人物である。
そんな教授になんで話を聞くのか。それは、私と教授の共通の友人であるKがかかわってくる。彼の仕事を言うことは出来ない。が、今後の教授との会話を通して、察してくれることのできる人がいれば、今回、私がここに来た理由がわかるだろう。
「ええ、今回は宇宙に関する知識で間違っている部分を指摘していただければありがたいです。それと、私の妄想が現実的であるかどうか教授の立場でお答えいただければ。」
「いいね。想像は重要なことだ。科学なんて、想像の現実化だからね。私にできる範囲で話させてもらうよ。」
「で、ではさっそく・・・。」
初めのうちは当然疑われるわけにはいかないので、ネットや雑誌をあさってつけた付け焼刃の宇宙に関する知識のする合わせから入っていく。当然、教授はここで私の力量、知識量は判断できることだろう。そうすれば、これから聞く内容は、どこかで知った話ではなく、「物書きの想像力」によって見たらされた完全フィクションだと思わせることができるだろう。
「・・・なるほど、すみません。浅はかな知識しか持ってないもので。」
「いやいや、相対性理論をある程度理解しているだけでも大したものだよ。ただ、ネットの情報を鵜呑みにしがちだね。今度、うちの大学に来なさい。いい資料を貸し出そう。」
「ありがとうございます。伺わせていただきます。では、ここから、今回書こうとしている小説の内容が現実的か、空想科学として可能な範囲の話であるか教授の意見をお聞かせいただけるでしょうか?」
「いいとも。私も小説は大好きだ。それに、空想科学なんて少し現実離れしている方が、面白いだろう?」
「ごもっともです。では、教授は、現実的に光の速度を超えて移動することは可能と考えていますか?」
まずは、軽いジャブ。光の速度を超える移動方法なんていろんな漫画、映画で使い古されている。それを権威のある先生に可能かどうか聞いているのだ。物書きとしては当然の想像力。いや、一般人でも聞く話だろう。
「それは、私の研究を知ったうえで聞いているのかね?」
しかし、教授の危機察知能力は非常に高いもので、やはり、ジャブのつもりの一撃も完全に警戒しているといえるだろ。何せ、教授の研究が成就すれば、光の速度など低速といえる時代が来るのだから。
「はい。でも、教授は宇宙空間にあるガスに関する研究をうかがっているのですが・・・・。」
ここは無知を演じるのは鉄則だ。教授の研究は直接的に光の速度を超える移動法に関するものではない。故に、延長戦上にそれがあったとしてもそれが、目的ではないからである。
「うむ。私個人としては不可能ではないと考えている。しかし、現状の人間では難しいのも事実だな。それと、光の速度を超えて移動してもタイムワープは不可能であるこは君にも理解できるね。」
「はい。自分も時間は連続性のあるものではなく、断続的なものであると考えています。」
「よろしい。私も同意見だ。」
これも友人に教授の思考回路を理解するために教えてもらった話術の一つだ。
時間は、一本の線上に『過去』『現在』『未来』があるように書かれることが多いが、実際は、そこに連続性などなく、断続的に減少が起こっているに過ぎない。故に、便宜上過去が現在につながっているように思えるのだが、過去が直接未来へ影響を与えることはない。らしい。説明を聞いても全くちんぷんかんぷんなのだが、教授はそう考えているらしい。
「・・だから、光の速度を超えていけるのは、その人物のみを置いて動いた世界であって、未来とは呼べないのだ。過去など言語道断だ。それを踏まえて、光の速度を超えること、つまり、ワープに近いことは、不可能ではない。しかし、その場合はやはり、光の速度で移動するものは時間の概念を超えてしまうため、そこに問題はあるだろうな。」
「なるほど、浦島太郎状態になってしまうという事ですね。」
「その通りだ。」
そこに、教授の奥さんが飲み物と受け菓子をもって入ってくる。暖炉によって暖められた部屋に比べて外の部屋はだいぶ涼しい。
持ってきてくれたハーブティーは、奥様よりも教授のお気に入りらしく、話を中断しても飲んでいる。
「H。まだ話があるみたいですよ。」
「わかっておるさ。少し待ってもらっていいか?」
「はいもちろんです。自分もいただきます。・・・いい香りですね落ち着きます。」
「そうだろう。妻のハーブティーは研究に必須なのだよ。」
自分の好きなもの。好きなこと。好きな人を褒められていい気分にならないものなどいないだろうう。教授も偏屈と聞いていたがそういったところは非常に人間らしい一面もある。
「では、次に行こうか。」
「はい。次は、少々教授の研究を自分なりに捻じ曲げてしまうかもしれないのですがよろしいですか?」
「というと?」
「教授の論文を読ませていただいたのですが、専門的なことはちょっと、ですので、名前を変えて自分なりの用途を与えたんです。」
「聞こうではないか。」
それは、教授が研究しているガス。仮にXガスとするそのXガスは、宇宙空間に存在している。ただし、漂っているわけではなく、特定の重力空間にしか存在せず、地球には持ち込むことも作ることも不可能である。
それは、教授の論文では、月の中に広がる空洞空間に多く埋蔵されており、新たな技術革新の可能性であるとの話であった。
その使用用途は、論文にも言及されていなかった。何せ、使用用途以前に、成分や使用法も分かっていないというのが表の事実なのだから。
「そのXガスによって、私は人間を超えられる存在になれると仮定したいんです。例えば、遺伝子情報に干渉して、人間ではなくなる。みたいな。」
「・・・・なるほど。」
教授の表情が曇るのが分かる。
時折混ぜる私の想像による嘘と、教授とごく一部の人物しか知らないはずの真実がかすり続ける会話の端々に危機感を覚えているのだろう。
「その時代背景はいつ頃なのかね?」
「それはジャンルによりますね。SFにするのなら近未来。サイエンスホラーなら現在進行形でしょうか。」
最後は冗談に聞こえるよう、頭を掻きながら笑って見せる。
源氏進行形で行われている計画。
であると友人は言っていた。
表の世界では、月に行ったのはアポロ13号が最後になっているのだが、現在ではもう月に基地が完成しており、何人もの人間がそこに住んでいる。
もちろん、大々的なロケットにはその計画の人間は摘まない。メディアが取り上げないように、低予算、小規模で確実に少人数づつ送っていく。必要な資源は、大規模ロケットにこっそり積んでおけばいい。それも、別用途で宇宙に投棄する予定で。
さらに衝撃的だったのは、その月の基地にはすでに世界を支配しているといわれる人の『オリジナル』が住んでいるという話なのだ。そして気付かれないよう、地球には、『クローン』を用意しておく。そして、誰の目のない月で若返るのだ。短命のクローンをそのまま運用することで自然に表の世界から退場するために。
「現在進行形は難しいかもしれんな。なにせ、人間はアポロ計画以来月に到達できんのだから。」
「できないのではなく、しない。する必要がないんじゃないですか?」
「ない。と?」
「はい。あの、小説と関係ない妄想なんですがいいでしょうか?」
「構わん。」
「自分は、月にはもう有人飛行する意味がないからしないんだと思っているんです。月の中には空洞であり、その空洞の中は教授が研究しているXガスで満たされている。地球と違って地殻も下には何もないのであれば、人間が今まで培ってきた知識は通用しない。であるならば、まずは、そのことを理解する必要があるはずです。」
故に、次に目指すのはほかの惑星、火星、木星、土星、金星になってくるだろう。
先ほど言ったクローンの下りの話も友人に言わせれば大昔の話らしい。何せアポロ計画のすぐ後にはもう移住し終わっているのだから。そして、次の地点はやはり、
「火星ですよね。次の標的は。」
「・・・・。」
月の石と、地球にある石は本質的に何にも変わらないものであった。
これは、そっち系である人であれば一度は聞いた話であろう。太古に地球にあたった隕石によってはがれた地殻が、月を形成した。と。
その話が真実であれば、あの都市伝説も当然であろう。故に、多くのものは月にさして興味はない。唯一あるとすれば、地球にあんなに近いのに地球に住む大多数が、観測できない秘密の場所であるという事だけである。
「その点火星は、地球と全く違う歴史の上に成り立っている星です。想像以上の産物や収穫があってもおかしくない。だから、火星に有人計画を移した。と、自分は考えているんです。」
「素晴らしい想像力だ。・・いいだろう、その通り、我々の多くはすでに月になど興味はないのだよ。一般の人には申し訳ないが、月に我々の好奇心を掻き立てるものはもう無い。」
「Xガスも、ですね。」
「・・・・・・その通りだ。君は、どこまで知っているのかね?」
「全部。と言いたいですけど、殆どは想像と現実の整合性を考えたうえでの作り話ですね。」
「恐れ入ったよ。ただし、ここでの話は他言無用。もし漏れても、」
「はい。ただの物書きの妄言ですか。」
「いいだろう。で、K君はどこまで?」
「火星に重鎮たちが移動したことまでは、それ以上のことを聞いて来いって感じでした。」
別に私は、どちらの味方というわけではない。教授から情報を聞いてくれ。と言われたが、自分のことを言わないでくれとは言われていないし、教授に秘密に白ともいわれていない。逆に、教授から聞く話をKにも話すつもりだ。
「君の想像はどこまで言っているのだね?」
「そうですね。個人的にはニビ・・・惑星Xがあってくれれば面白いんですが、やっぱり今はXガスの可能性ですかね。」
「ちょっといいかね。お前、行きなさい。」
と教授は奥様を奥の部屋へ行くように少々強めの口調で命令する。
奥様の方も何の話をするのか、それが自分下聞いてもいい内容なのか知っているようで、何にも言うことなく飲むほしたハーブティーを持って部屋を後にする。
「で、Xガスの可能性は?」
「ええ。ある資料を目にしたんです。まぁ、Kからもらったものなんですけど、地球外生命体は五つの個体が、一つになれると。つまり、個体の概念が違うという事です。さらに、その資料には、発行したのち、人間を別の、石灰石に変えてしまったと。その可能性をXガスに感じているんです。人間を素粒子のレベルから変換できる可能性があると。」
「・・・・・素晴らしい。君はその結論を断片的な情報と、想像力で補ったと。」
「ええ、記憶力と想像力の柔軟性だけが取り柄なので。」
「で、Xガスが月にもう無いといっていたが、次はどこに?」
「土星の衛星****ですかね。」
その後、Kの友人と数時間に及ぶ討論を行った。実に有意義で新たな可能性を感じる話であったことは言うまでもない。夕暮れに始まったはずなのだが、すでに朝日が昇っていることを考えると、八時間以上話をしていたことになる。その間、口に入れたものはハーブティーと受け菓子だけである。
「H.これを。」
「ああ、時間ギリギリか。」
H教授は、再び奥様の入れたハーブティーを口にする。それは先程とは違う配合のハーブティーであった。
「惜しい脳であったが、これも次へ進むための糧。次はK君を招くことにしよう。けれには。別の配合で頼むよ。」
「ええ、分かっているわ。」
どうも、片桐ハルマです。
今回も都市伝説系のお話です。人類は突きにまだいけないのではなく、もう行く必要がないという想像して、後半は少し変にまとまってしまいました。自分が聞いたことのある話のXガスが月の内部や土星の衛星にあるなどという話も織り交ぜたのですが、少々脈絡がなくなってしまいましたね(笑)
さて、今回のお話は、本当に怒っていそうな怖い話だと思います。世界を回している人物は処分予定の個体で、本体はもう既に死にゆく星である地球にはいない。さらに、Xガスにより概念的に人間以上の存在。つまり、UFOや宇宙人は、同じ人類でああるかもしれませんね(笑)そんな想像も面白いかもしれません。
もしかしたら、現人類自体が、地球を浄化するために用意された作業員かも・・・・(人間に適しているかどうかは別として)
長く書いてしまいましたが、エンターテインメント一環として楽しんでいただければ幸いです。
もう卒業の季節ですね。いや、投稿時は既に入学のきせつかもしれないですなぁ。なんだか、今年から始めた短編集は全部都市伝説系の空想科学な気がするので、読者が偏りそうですね(いればですけど・・)でも、そう言った需要があればいくらでも頭をいぼって考えますので!
では、慣れない後書きはこの辺にして。また、来月の短編でお会いできることを祈りつつ、長編でも出会えることを願っております。
そして、全ての読者様に感謝の意を。
では。