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情報をまとめよう

今回はあっさりしてます。ごめんなさい。

 商業ギルドに戻ってきた。

 キョロキョロと周りを見回してみるが、そばの受付にドワーフの受付嬢がいるだけだ。


「あ、お帰りなさい! 一緒に来られてたお二人なら一足先に戻られて、総合フロアの休憩スペースに向かわれましたよ」


 く、やはり私が一番最後か。

 とりあえず、受付嬢にお礼を言って、休憩スペースに向かう。



「すみません。遅くなりました」


 二人は総合案内の横に設けられた休憩スペース(と言ってもソファーが幾つか置かれているだけだ)で寛いでいた。

 マルキューさんは何やら布の端切れを捏ねくり回し、ルーミスさんはメニュースクリーンをジッと見つめて考え込んでいる。


「あ、おかえりー」

「お帰りなさい。ーー随分時間掛かったのね?」


「すみません。実習に使わせて貰った素材が思った以上に難物で」

 その言葉に、二人の視線が私の膝辺り、後ろでゆっくりと揺れている髪留めに集まる。

 ジッと凝視する二人。恐らく、【鑑定】スキルを発動させているのだろう。


 そういえば、【鑑定】は《解放》のアナウンスを聞いたり、トリガーらしき行動をした覚えがないのだが、既に《解放》されていて普通に使えている。何か別の条件でもあるのだろうか?


「また、えげつないの作ったねー」

「……凶悪ね」

 そこまで言いますか!?


 ……自覚はあるけど。


「コホン、とりあえずトウテツさんも座って。情報の擦り合わせをしましょう」



「結論から言うと、スキルロックと《解放》、その条件も確認できたわ」

「わたしも《解放》できたよー。これで服作れる!」

 すごくうずうずしてますねマルキューさん。

「私も改めて確認しました。……逆に疑問も出ましたが」

「ん?」

「何かしら?」

「【鑑定】です。いつの間にか《解放》されていたので」

「……そういえば」

「あ、それなら私が【紡績】の先生に聞いたよ?」

「「え?」」

「一部の補助スキル?は訓練や指導受けなくても使えるらしいよー」


 ……なるほど。だが、

「「なんか納得いかない」」

「なんで!?」


 その後、お互いの疑問を出し合い、予想を立て、情報を纏めていった。

「とりあえず、この情報は纏めて掲示板に流しておくわ」

 よろしくお願いします。私はそうゆうの苦手なんで。


「わたしは工房探しに行くつもりだけど、この後はどうするー?」

「私は情報を纏めるから、一旦ログアウトするわ」

「私は冒険者ギルドで少し戦い方を煮詰めてから街の外へ行ってみます」


 フレンド登録をしてから三者三様に分かれる。



 さて、冒険を始めてみよう!

ステータスに変更がないので表記無し。

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