表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/103

黄金に輝くもの

どうぞ。


ちょっと足りない気がしたので、増量しました。



※後書きのステータスについて。【舞踊】のレベルアップに伴うAGI、DEX補正上昇を忘れていたので追加

(※5/21 後書に抜けていた【掴み】を追加)

 いやー、やっぱりスキルレベルとかステータス上がると楽だなー。


 東門を出て、真っ直ぐ東。丘の方へ向かう。

 そして、以前と同様に飛び掛かってくるジャンピングラビットたち。


「はいはい、こんにちはでさようなら」


 それをロッドで叩き落としては、ボッコボコに叩いたり、踏み付けまくったり、とコンスタントに蹴散らしていく。


 今、【巫術】で使っているのは【ハラエノミソギ】でブーストした【ツクモツキ】だけ。

 【ナギノミカガミ】は状態異常付与攻撃持ちがいないこのフィールドでは必要ない。【コンパクカッセイ】のステータス強化は魅力だけど、MPの消費重いしクールタイムも長いんだよね。

 【ツクモツキ】も似たようなものだけど、『耐久値消費無効』が非常にありがたい。使わない、という選択肢はない。


 あ、あと、〈ハラエノミソギ〉の結界の範囲が直径15メートルに広がってた。レベルが2に上がってるから、レベル+1=5メートル?



 と、丘を越えて、下りに入ると今度はスピアーフロッグが顔を出しはじめる。

 対ジャンピングラビットでは迎撃に徹していたけど、ここからは足を使って攻めの姿勢にスタイル変更だ。


 おお!? 新しい足袋はやっぱり動きやすいや!

 突き出される槍のような舌を、躱して近付いてはぶちのめし、叩き落として駆け寄っては踏み潰す。


 兎10匹、蛙7匹ほど狩った所でアナウンスが入りました。


 ピコーン!

《【棒術】のレベルが上がりました!》


 ピコーン!

《【舞踊】のレベルが上がりました! 【舞踊】アーツ〈ターンステップ〉を習得しました!》


 ピコーン!

《【震脚】のレベルが上がりました!》


 うむうむ、順調だ。

 ただ、種族レベルはいまだ上がる気配がないけど。



 さて、ここから真っ直ぐ行けば別のフィールドである林に行ける。手前付近なら、あのそれなりに強かった?エテこ……パームモンキーがいる筈。

 が、今回の私の獲物は猿ではなく、鹿である。


 ローランさんに教えてもらった、鹿がよく見かけられるというポイント——北方面へと向かう。



 そして、いました。鹿。

 なんと見事に全身真っ黄色な。

 大きさは成人男性と同じくらい?


〔イエローディアー〕Lv. 1

 魔物


 うーん、動きは速そうだ。

 とりあえず、鹿が戦闘態勢に入る前に近寄って首の辺りをロッドで突いてみる。

 

 堅っ!?


 なんか、ガキン!とか突いた感触が毛皮の動物じゃないよ!?

 というか、所々に鱗らしきものが見えるんですが?


 ……あ、思い出した!

 こいつ、前に東門の門番さんが『強い堅い速い』とか言ってたヤツじゃん!

 


 あれ?


 でも聞いてたほどには強くないような……?


 確かにパワーはあるし、鱗とか硬くて攻撃弾くし、動きも速いけど。

 なんというか、ジャンピングラビット並みに動きが単調だから、あしらいやすい。

 突進してきた所を横から脚を払って転がしたら、終了。脚を潰して、首を捻り折ったら、死にました。

 でも、かなりタフだから滅多打ちだとなかなか死なないかな?

 なんかめんどくさそう。首をへし折るのが一番手っ取り早いかも。


 さて、依頼品である素材の〈黄色鹿の角〉は回収できたけど、アクセサリーの素材に欲しいし、もうちょっと集めてみようかなー?



 門番さんはたまにいる、みたいな事言ってたけど、結構ちらほら見かけますよ?

 近付き、先手で角を叩く。角を強く叩くと、そこそこの確率で状態異常の〈スタン〉になるようだ。脳震盪?

 フラフラになった所を脚を払って転がし、首の辺りに全身で抱き付いて捻り折る。


 この戦い方だと毛皮のダメージが少ないからか、割と良い品質の毛皮が剥げている。


 さーて、次行きましょー。



 よし、発——見……?


 あれ、ちょっと変だなぁ……?


 なんか縮尺がおかしいような?


 20メートル程先に鹿がいるのだけど。

 でけぇ? それに妙にキラキラしてるような?

 黄色というより黄金色に見えるような……

 よし、ここは困った時の【解析】だ!


〔ゴールディアース〕Lv. 3

 魔物


 名前が違うんですが!?

 しかも、レベルもやけに高いですよ?



 今私の目の前にいるのは、黄金色の毛皮と角を持つ巨大な鹿だ。

 その体長は2メートルを優に超えており、まるでどこぞの世紀末覇者の愛馬のような巨体。毛並みはまるで金糸のように美しく風に揺れ、額や関節を覆う鱗はまるで本物の金板のようだ。

 そして、頭部から伸びた二本の黄金の角は天にそびえ枝葉を広げたその姿、優美であり雄大でもある。



 こいつ、いや、どう見てもボスクラスなんですが。


 黄金の巨大な鹿がこちらを向いた。

 エメラルドのような透き通った緑の瞳。


「っ——————ゃばいっ!? 」


 背筋に寒気が走り。

 刹那にその場を飛び退く。


 いつの間にか、ゴールディアースは私の背後に立っている。


 いや、違う。


 突進して、『一瞬で駆け抜けたのだ』。

 その進路上だった芝生は抉れ、轍のようにめくれ上がっている。

 恐ろしいまでの脚力(パワー)速度(スピード)

 背筋がゾクゾクしてきた。



 こいつは、



 笑顔を浮かべてしまう程の、



 強敵だ……!

名前 : 饕餮 / TOUTETU

種族 : 鬼人Lv.1

職業 : メイデンLv. 3


称号:

『虎狩り』[特殊]

『危難を凌ぎし者』[特殊]

『ウェンディコの問題児 』[特殊]

『戦神の承認者』[特殊]

『戦鬼』[種族]


ステータス

 ATK:+3

 DEF:+4

 MBS:+1

 RES:+2


 STR:8

 VIT:6

 AGI:9 →10

 DEX:10 →11[+2]

 INT:12

 MND:22


ボーナスポイント:0


装備アイテム

・〈木のロッド〉

・〈白の襲〉

・〈緋袴〉

・〈重金の髪留め〉

・〈跳ね兎の革足袋〉

・〈異界の道具袋〉


イベントアイテム

・〈宝冠の欠片〉


習得魔法

【巫術】Lv. 3


〈ハラエノミソギ〉Lv. 2

〈ナギノミカガミ〉Lv. 1

〈ミノカミ〉Lv. 0

〈ツクモツキ〉Lv. 1

〈コンパクカッセイ〉Lv. 1


オリジナルアーツ

〈雀撃ち〉Lv.1

〈竜尾の一振り〉Lv. 1


所持スキル

【棒術】Lv. 8 →Lv. 9

【震脚】Lv. 7 →Lv. 8

【舞踊】Lv. 4 → Lv.5

【暗器術】 Lv.2

【掴み】Lv.1

【恐怖と魅惑の微笑】 Lv. 1

【細工】Lv. 3

【鑑定】Lv. 2

【解析】Lv. 2

【言語理解】Lv. 1

【鬼人語】Lv. 1

【神幻語】Lv. 1

【古代魔法言語】Lv. 1

【精霊語】Lv. 1

【魔導言語】Lv. 1


スキルポイント: 0 →3

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ