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残念でしたー

総合評価1200pt突破 ( ゜д゜)…


え、えっと、なんか急激に上がってて戸惑ってます。一体何がどうなって?


とりあえず、多大な評価ありがとうございます!(土下座)

 思わず笑みが零れた。


「あは、あはは」


 身体から力が抜け、椅子から床に崩れ落ちる。


「あはははははは……」


 なんだこれは。

 いや、当然の帰結。当たり前の結果だ。


「なんで気付かなかったんだろう……」


 答えはいつもすぐ側にあったのに。

 目の前には、無情な結果を告げるテキストウィンドウ。


 ああ、そうだよ——



《この素材を使用するには、スキルレベルが基準値に達していません》



「【細工】のレベルが1のままなのに、レアアイテム使える訳ないよねー!?」


 思わず、おーあーるぜっとの体勢になりました。



 はい。【細工】のスキルレベルが低すぎて、《冠斑狼の大尻尾〉も〈跳ね兎の丸尻尾〉も、素材として使用できませんでしたー。

 門前払いというやつです。

 ちくせぅ、せっかく色々と考えてたのになぁ……


 立ち上がって、椅子に座り直す。

 とりあえず、出来ないものは仕方ない。

「うん、レベルが足りないなら上げればいいだけなんだし」


 道具袋の中にある売却せずに残した分の素材を片っ端から引っ張り出す。

 まずはレア度が低い素材を使って色々と作れば、【細工】のレベルも上がっていくでしょ。


 毛皮とか肉とか甲殻はアクセサリーに出来ないから再び収納。

 王様素材はレア度的にまだ素材に出来ないからこれもポイポイ。

 鼠の前歯と蟻の触角……これも仕舞っとこう。ちょっと、こう、ねぇ?


 机の上に残ったのは、各種魔物の骨と〈斑狼の牙〉。

 毒牙もあるけど、流石に毒腺の処理の仕方とか分からないのでインベントリの肥やしにしとく。


「んー、ボーンアクセサリーとペンダントヘッドって所かな?」

 というか、骨と牙で他に作れる物があれば教えてほしい。

 『紅蓮堂』に来る前にNPC道具屋さんで仕入れておいた〈細工職人さん七つ道具セット〉を道具袋から取り出し、中身の(のみ)や錐、小刀などを使いやすそうな配置に並べていく。


「さてさて、始めましょー」


 大きめな狼の骨は鑿と木槌で大胆に幾つかの塊に分割してから。鼠、兎、蛙、鼬といった連中の、小さめの骨はそのままガリガリと小刀で削っていく。

 削った後は(やすり)で丁寧に磨き、仕上げていった。

 モチーフは色々。動物だったり、月や星だったり、ただの図形だったり。思い付くままに作っていく。

 砕けた残りの小片も、勿体無いので磨いて穴の空いた小さい珠にする。紐を通せば、ブレスレットやネックレスにできるだろう。


 狼の牙は、先と根元を丸くなるように磨き、穴を開ける。

 なんとなくペンダントヘッドというか、勾玉のようにも見えるように仕上がった——気がする。うん、した事にしよう。



 結局、手持ちの素材を全て使い切り、だいたい30個くらいのアクセサリーを作成。

 やはり、【細工】のスキルレベルが低いからか、三分の一は失敗して光の粒子に。出来た物も、出来は荒いし時間もかなり掛かった。

 何度かアナウンスがあったので、スキルレベルは上がっている筈なんだけど。

 メニューを呼び出し、見てみる。

 よし、レベルは3に上がってる。

 まだ、尻尾を触れるレベルではないみたいだけど、とりあえず今日はこれで十分だろう。

 後は——


「うわぁーお……」

 『紅蓮堂』に来てからもう、ゲーム内時間で五時間以上は経過してる!?

 どんだけ集中してたんだ私。


「う、うーん……っとぉ……」


 身体を伸ばしてストレッチ。

 別に仮想現実内で身体が凝ってしまう訳じゃないけど、気分的に解しておかないとなんだか気持ち悪い。


 ふと見回すと、誰もいな——いや、マルキューさんが机の上で丸くなって眠っていた。

「——ぷふっ」

 身体を包み込んでいる毛皮で、まるで新種の珍獣に見える。

「ん、んう……もう、たべられないよぅ、んにゅー」

 ————んぐく、ぷはぁっ。ま、まさかリアル、いや、仮想だけど、実際にその寝言を言う人がいるとは。

 とりあえず、可愛いのでパシャリ。

 スクリーンショットを何枚か撮っておく。後でフルフルさんとルーミスさんに送っておこうっと。



 出来たのは〈骨のペンダントヘッド〉や〈骨のチャーム〉、〈ボーンビーズ〉など。

 効果は特に付かなかった。防御値すら無い。

 素材は魔物の物を使ったんだけどなぁ……

 スキルレベルが低いから、というのはとりあえず置いといて。


「何か特別な処理でも要るのかな?」


 その辺調べてみようかな?

 なら、巫術の件もあるし、街の中央にあるらしい図書館に行きますか。


 机の上のアクセサリーを道具袋に収納し、立ち上がる。



 ビー!ビー!ビー!



「うぇあっ!?」

 な、なんだなんだ?



《規定の連続ログイン限界時間が近付いています! ゲーム内時間30分以内にログアウトして下さい!》



 あ、あー……

 ログインし続ける事が出来る時間って決まってたっけ?

 うーん、ある程度年齢やバイタルデータで変わるらしいけど、確か、だいたい平均で最長18時間までで。

 えっと、ひぃ、ふぅ、みぃ……うん、ギリギリだ!

 仕方ない。

 いったんログアウトしますかね。


『ログイン限界時間の警告メッセージが来たので、一度ログアウトします。』

 リボるんやルーミスさん達にメッセージを送って、と。



 さて、現実に戻りますか。


《饕餮さんがログアウトしました》

 名前 : 饕餮 / TOUTETU

 種族 : 鬼人Lv.1

 職業 : メイデンLv. 3


称号

 虎狩り

 危難を凌ぎし者

 戦鬼


ステータス

 ATK(攻撃力):+3

 DEF(防御力):+3

 MBS(魔力増幅):+1

 RES(魔力抵抗) :+2


 STR(筋力):8

 VIT(体力):6

 AGI(敏捷):9

 DEX(器用):10

 INT(魔力):12

 MND(精神):22


ボーナスポイント:0


装備アイテム

 ・木のロッド

 ・白の襲

 ・緋袴

 ・重金の髪留め

 ・異界の道具袋


イベントアイテム:〈宝冠の欠片〉


 習得魔法

 巫術Lv. 3


 ハラエノミソギLv. 2

 ナギノミカガミLv. 1

 ミノカミLv. 0

 ツクモツキLv. 1

 コンパクカッセイLv. 1


所持スキル

 棒術Lv. 8

 震脚Lv. 7

 舞踊Lv. 4

 細工Lv. 1 → 3

 鑑定Lv. 2

 解析Lv. 2

 暗器術Lv. 1


スキルポイント:13 → 15

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