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パーティー結成

すみません。体調不良で遅くなってしまいました。


文量も少なく、申し訳ありません。

「お嬢はな、昔から要領は良い癖にところどころ抜けてるんだよ」


 はい、仰る通りで。


「成績は良いけど、日常生活では物をぽんぽん忘れてくし」


 じ、自覚はあるし、直そうとは思ってますよ?


「ゲームだからな。ソロもネタプレイも自由にすりゃいいさ」


 ね、ネタぷ……?


「だが、基本は抑えとこうぜ。ある程度は教えるからさ」


 はい、すみません。お世話掛けます。

 リボるんから送られてきたパーティー申請に了承を返す。


「話が纏まった所で、饕餮さんから色々お訊きしたいのだけれど」

 キリのいいタイミングでルーミスさんが話し掛けてきた。

「そうですね。私も相談したい事がありますし」

 称号とか。


「——と、これが私が見聞きし経験した東門近辺の情報ですね。ただ、東側は生態系の坩堝らしいので、私が見たり遭遇したのはごくごく一部のようですが」

 ん、皆さん固まってらっしゃいます。いや、失敬。マルキューさんはいつも通りで癒されました本当にありがとうございます。

「……相変わらずすぎる」

 リボるんのその台詞は褒め言葉と受け取っておきます。


「とりあえず、称号に関しては格上との戦闘、勝利が条件なんでしょうか?」

「『虎狩り』に関してはそうだろうね。説明文にもあるし」

「ただ、ソロでっていうのは……」

「まあ、お嬢だし。で、問題は種族称号『戦鬼』か」

 そういえばちょっと気になる事があったんですよね。

「NPCの方々にやたらと『生粋の鬼人』と言われていたんですけど、何か関係あるんですかね?」

 

「戦闘時のお嬢は鬼じゃん。正確には修羅だけど」

 ……ボコりますよー?


「情報がまだ足りないわね。ひとまず置いておきましょう」

「もっと沢山の人たちが称号を獲得してからでも遅くはないしね」

「了解です」



 後は軽く雑談をして、私がすっかり忘れていた装備の耐久を修復してもらったりもしてから、解散となりました。


「んじゃ、南門に行くぞ」

「え? 南ですか?」

 東じゃないの?

「基本教える、って言ってるのに初心者エリア行かないでどーするよ」

 苦笑するのはいいけど、頭は撫でないでくれます?


「ま、南平原も広いからな。そこそこ強いのもいる場所もあるのさ」

 へー。そうなんだ。


……まさか『魔獣の森』じゃないよね?

《PC『リボルゲイン』とパーティーを結成しました!》

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