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元カノ
早朝投稿の二百文字ホラー第十四弾
押し入れにあるクーラーボックスを探していたら、元カノの写真の貼られた段ボールが出てきた。
写真の中で微笑む元カノを見て、私は過去を思い出し、つい生唾を飲み込んだ。
「彼女は美味しかったな」
ガムテープでぐるぐる巻きにされた段ボールを揺らすとカラカラと音が鳴る。よく乾いているようだ。
中を見るため段ボールのガムテープを剥がそうとしたとき、玄関のチャイムが鳴った。
「来たよ〜」
今の彼女だ。私は玄関の扉を開けた。
早朝投稿の二百文字ホラー第十四弾
押し入れにあるクーラーボックスを探していたら、元カノの写真の貼られた段ボールが出てきた。
写真の中で微笑む元カノを見て、私は過去を思い出し、つい生唾を飲み込んだ。
「彼女は美味しかったな」
ガムテープでぐるぐる巻きにされた段ボールを揺らすとカラカラと音が鳴る。よく乾いているようだ。
中を見るため段ボールのガムテープを剥がそうとしたとき、玄関のチャイムが鳴った。
「来たよ〜」
今の彼女だ。私は玄関の扉を開けた。
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