表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/100

狐の嫁入り【赤眼のセンリ番外編】

拙作【赤眼のセンリ】シリーズの番外編です。

 あたしは赤眼のセンリ。芸を売って生計に変える芸人さ。

 今日は座敷に行く途中、面白いもんに出くわした。


「どうぞ祝い酒を一杯」


 奏楽に続く花の輿。狐の嫁入り行列だ。

 袴姿の狐の兄さんが勧める酒を、せっかくなんで一杯頂戴。


「殿方はどちらだい?」


 狐の兄さんが指差す先には簀巻きにされた花婿の姿。


「狐を騙そうとでもしたのかい?」


「恥ずかしながら」


 喚く花婿は行列とともに流れていく。

 男は誠意さ。酒の分だけ祈っておくよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ