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世界の半分
「嫌いになった?」
彼女のマンションの前だ。知らない男と腕を組む彼女に会ったのは。彼女は不敵に、男は困った顔で僕を見ている。
「……なんで」
「世界の半分は男の人よ」
彼女は優しく微笑み僕の頬をなでる。
「落ち込むことないじゃない。残りの半分は女なんだから」
そして男を連れて僕の横を通り過ぎる。
「バーイ」
軽く手を振り去っていく彼女なんて、たくさんの女の一人だ。
なのになんでこの目は彼女の背中を離れないんだろう。
なんか悪女を書きたくなりまして……(((・ω・;)