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開く扉
二百文字ホラー第二弾
今朝も居間の扉が開いていた。
「またか」
毎日である。寝る前には閉じているのに、朝になると必ず開いているのだ。私は原因を探るべく、ビデオで撮影することにした。
撮影したビデオには独りでにノブが回り、音もなく開く扉の姿が映されていた。私は息を飲む。開かれた扉から白い影が現れ、カメラへと迫ってきたのだ。
人影だ。そう思った瞬間、影はカメラを通り過ぎた。
「今のは……」
私が呟いた時、背後で居間の扉の開く音がした。
二百文字ホラー第二弾
今朝も居間の扉が開いていた。
「またか」
毎日である。寝る前には閉じているのに、朝になると必ず開いているのだ。私は原因を探るべく、ビデオで撮影することにした。
撮影したビデオには独りでにノブが回り、音もなく開く扉の姿が映されていた。私は息を飲む。開かれた扉から白い影が現れ、カメラへと迫ってきたのだ。
人影だ。そう思った瞬間、影はカメラを通り過ぎた。
「今のは……」
私が呟いた時、背後で居間の扉の開く音がした。
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