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夏の終わり【企画『二百文字小説企画Es』参加作品】

・企画概要/共通のシチュエーションを二百文字小説で書き、それを批評し合う。

・企画趣旨/共通のシチュエーションと二百文字小説という縛りの中で、自分がどれだけの個性を発揮できるのかに挑戦し、それを批評し合うことで書き手としての実力を養う。

・シチュエーション/「晩夏の三日月を見上げ杯を交わす二人」

「そういう男だってわかって逆によかったじゃない」

 彼の部屋に行くと他の女がベッドで寝ていた。部屋を出た私は公園に恵美を呼んで一緒に缶ビールを飲んでいた。

「夏が悪いんだよ」

 海で知り合った彼は夏の陽射しにとても輝いて見えた。

 酷い夏。

「あ、月」

 恵美の声に顔を上げると宵口の空に三日月が浮いていた。

 虫の声をのせた秋の風が肌に吹く。

「秋だね」

 月はこれから満ちていく。

 私は三日月を見ながら缶ビールを大きくあおった。

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