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登場人物 キュウ・葵・ピアーニー・アクア・ラリマー・要・リリィ(?)


キュウとピアーニーにより女性5人が集合し、テーブルには酒やソフトドリンクと、料理の代わりに甘味どころが並ぶ。

リリィはいよいよ酒が回りろれつがあやしいことこの上ないので、椅子を並べてベッド代わりにして休息中。

回復により参加できるかは不明のまま。


キ:「アクアは酒には手をつけないこと。ローディスからのお達しだ。それを守らせるのを条件にここへくることをあいつが許したのだから約束はやぶるなよ?」

ア:「なんとかミルクに似た飲み物を用意してくれてるってきいたぁ~。これ?」

カフェオレを指差すアクアにキュウが頷く。

キ:「味までそっくり同じではないはずだが。悪いな、わたしはビールや冷酒が好きだが、甘い酒はあまり飲まない。天の人を信用するなと要に言われたから、酒ではないことは確認したが――」

アクア、カフェオレをごくごくと飲んで目を輝かせる。

ア:「おいしぃー」


それを見て微笑んだキュウは隣に座る葵にも忠告。

キ:「葵ももう酒は飲んではいけないぞ。要を心配させたいか?」

ぶるぶると首を振る葵はキュウを挟んで隣にいるラリマーへコサージュを差し出す。

葵:「ラリマーさん、それどうぞ」

ラ:「おお、いただけるのですかな?葵殿、先ほどは失礼いたした。少し酒が回りすぎておったようで。今は随分と頭も冷えましたからな。さっきのように飛び掛ったりいたしませんゆえ。本当に申し訳ないことをいたしました。すみませぬ」

ラリマーの謝罪に葵は苦笑を浮かべる。


アクアはカフェオレをテーブルに置き、目の前の餡蜜を眺めていたが、パクリと一口食べて感激したのか、上機嫌に食べ始める。

ピ:「アクアはカクテルが好きなんじゃなくて甘い食べ物が好きなんだね」

ア:「大好きぃー。これもおいしいの。ピアーニー食べてみる?」

ん、と餡蜜を掬ったスプーンをピアーニーに差し出すアクア。

一瞬、面食らいながらも笑ってピアーニーが一口。

ア:「おいし?ねぇおいしぃ?」


もぐもぐしていたピアーニーの顔が曇る。

ピ:「う、うぅーん……微妙~な味だね、これ。甘い汁がちょっと……」

ア:「えー?おいしぃのにぃ」

キ:「白蜜?黒蜜か?和菓子系が苦手ならケーキもあるし、そっちを食べてみたらどうだ?」

ピ:「そうだね。もう料理は充分堪能させてもらったし今度はお菓子をいただくよ」

それぞれ好きなお菓子や飲み物を取って、再びキュウが仕切る。


キ:「ガールズトークをするわけだが、実際は何を離せばいいか考えていなかった。誰か話したいことや聞きたいことは?」

ラ:「では男性の好きな仕草。先ほどアズロ殿たちの席の側を通った時、女性のそそる仕草などを話しておるのを聞きかじったしだいで――ちなみにわたしは呼びかけたときに返事をしつつ振り返る仕草を、つい観察してしまいますな。ちょっと無防備な表情が笑顔に変わるとかあるといいと思うのですが」

キ:「そそる仕草ぁ?またあいつらは――下ネタばかり話してるんじゃないだろうな」

ア:「しもねたぁ?って何語?あ、古代言語っていうやつ?」

キ:「知らないなら知らないままでいいような言葉だ」

ア:「ふーん。――好きな仕草ぁだっけ?んーとわたしはねぇ、ローディスの野生の獣みたいなとことかぁ、金色の目に狙われてるなぁって感じるときが、実は好きぃー」

まだまだ酔っ払っているアクアは自分が爆弾発言をしていることに気づいていない。

彼女の発言に一同、苦笑。


ピ:「野生の獣ねぇ。たしかにローディスってそんな感じだね」

ラ:「雰囲気だけでなく本当に獣のようにしなやかな肉体をお持ちですぞ。無駄な筋肉が一つもない、良く鍛え上げられた体をしておりまして、わたしの作った服をああも見事に着こなしてくださると、作り甲斐があるというもの」

キ:「おそらく強いなあいつは。というかアクアの住む世界が危険なのかもしれんな。でなければああいう雰囲気はそうそうもてるものではないだろう。あのアズロというきれいな男もなかなかできそうだ」

ア:「世界樹がいてぇ、虹の龍がいてぇ、便利な術が使える~。ローディスもアズロも強いのよー。でぇもぉ、わたしは足手まといになっちゃうぅー」

自分の言葉に口を尖らせるアクアはスプーンでざくざく、餡蜜をかき混ぜる。


ラ:「アクア様、わたしからすればあなたも充分強いと思いますぞ。ローディス様を助けに領主の城に忍び込むなど、男でも尻込みするようなことをなさる方です。ですからそう悲観なさるな。それにローディス様はあなたに強さを求めてらっしゃるわけではないでしょう」

ラリマーの言葉にうーと唸っていたアクアだが、葵の驚いたような声にそちらを向く。

葵:「え!?領主って町の有力者とかそういう人でしょ?そこに忍び込むの?」

ア:「んーん、もう忍びこんだの。でローディスとアズロが仲間でぇ、わたしは騙されててぇ……んーとなんだっけ?」

首を傾げて考えつつアクアは餡蜜を食べ、酔っ払っているためかすぐに考えることを放棄し、甘味を食べることに熱中し始める。


ピ:「面白いくらいに酔っ払ってるねぇ、アクアは。――男性の好きな仕草だっけ。えーとそうだなぁ。仕草っていうか手が好きだね、わたしは。細すぎず太すぎず、ちょっと節くれだってるのがいいかな」

キ:「ああ、なんとなくわかるな。わたしは仕事をしているというような手が好きだぞ。逆にあまりにきれい過ぎる手は好かん。それに欠伸をしてるところとか、気を許してくれているようでいいな。好きな仕草ではないかもしれんが、そういうちょっとしたことを見るのが好きだ」

葵:「わたしもキュウさんと同じです。あとこう、伸びをしたりとかですよね。普段、きりっとしてる分、わたしの前でだけくつろいでくれると嬉しいっていうか――」

キ:「ほー、要は葵の前だとそんなにしまりがなくなるのか」

葵がキュウの言葉にハッと我に返り、話しすぎたというように赤くなる。

そこへ突然ピアーニーが手を上げる。


ピ:「先に言っとくよ。わたし男性経験なしだから。ついでに恋人もいないよ」

ラ:「わたしもおりませんな」

ピ:「経験は?」

ラ:「それはありますぞ」

ピ:「そっかー。じゃあ4人でわたしの未知の話もどんどんしてよ。それ聞いて今後の参考にするからさ」

キ:「未知の話?わたしたちに何を話させたいんだ、ピアーニー」

ピ:「んー?じゃあ手始めに恋人といてどういうときが幸せか?とか。あラリマーは前の恋人との思い出でもいいし、妄想でもいいから」

ア:「じゃあピアーニーはぁ?恋人いたときはなかったのぉ?」

 

餡蜜を食べ終わり今度はモンブランを手元に引き寄せ、ピアーニーに尋ねるアクア。

ピ:「わたし、こういう性格だからね。男性といても友達とういうか同士というか、そんな感じでさ」

ア:「いま好きな人はいないのー?」

スプーンでモンブランを掬いパクンと一口食べるアクアはまた目を輝かせる。

まるで見えない尻尾がぶんぶん揺れているかのようで、それを見た葵やキュウが小さく笑う。

ピ:「○○○○○○、○○○○」

キ:「あ、規制が入ったな」

ラ:「おそらく小説で出てきていないことや、話されては困ることは規制が入るようですな」

ピアーニーはアクアに「だってさ」と笑顔を向ける。

ア:「んー、わたしは聞こえたからいい。えっとぉどういうときに幸せかーよねー?」

スプーンを咥え天井を見上げるアクアとそれを見守る4人。

直後、アクアがにこぉと笑顔になる。


ア:「おいしいもの食べてるときぃ~。キュウ、この甘いお菓子なぁに~?おいしいー」

キ:「ケーキだ。それはモンブランという。栗のケーキだな」

ア:「もんぶらーんっ、後でローディスと食べよー」

いそいそと食べかけのモンブランをテーブルの脇へ置き、今度は苺ショートをつつく。

そして再びローディスとと脇に置く。

プリンやシュークリームという具合に、食べかけのお菓子が順に並び、アクアはうーと周りの4人を見る。

耳がと尻尾の垂れた子犬のような様子。

ア:「どうしよぉー、全部おいしーの」

クゥーンと萎れた様子に全員がズキューンッ!と射抜かれる。


ピ:「か、可愛い。何これ。リリィとはまた違った意味で可愛い」

葵:「同じ女の子なのにー……撫で撫でしたいかも」

ラ:「い、いかん。ローディス様が喜びそうな服の意匠がぶわわーっと」

キ:「錯覚か?耳と尻尾が見える。持って帰りたい」

だがキュウがハッとしたように我に返りアクアに言う。


キ:「アクア、好きなだけ食べろ。望めばまたいくらでもケーキやプリンは出てくるから」

ア:「あ、そっかぁー。じゃ食べるぅっ」

ご機嫌になりケーキを食べるアクアに一同ホッとする。

葵:「キュウさん、あの……アクアさんはそっとしておきませんか?」

キ:「そうだな。こっちがヤられる」

ラ:「普段とのギャップがありすぎてさすがのわたしも驚きましたな。ローディス様、よくこんな方の相手を――心臓がいくつあっても足りませんぞ」

ピ:「いやぁーリリィも可愛いって思ってたけどアクアもすごいね。酔っ払ってる二人を絡ませてみたらおもしろそうだなー」

キ:「たわけ、おまえはわたしたちの心臓を壊す気かっ。あのフワフワしたウサギのようなリリィの可愛らしさと、このコロコロした子犬のようなアクアの可愛らしさが合体したら、男たちだけでなくわたしたちも悶え死ぬ」

言いながらキュウは葵の肩を叩く。


キ:「葵、おまえはよくほろ酔いで留めていてくれた。ここにピヨピヨしたヒヨコのような葵が加わってトリプルになったら、おそらく瞬時にこの飲み会は解散だ。可愛いのがトリプル……」

くぅっ、とばかりにキュウが続ける。

キ:「全員つれて帰りたい」

葵:「ピヨピヨ?」

ピ:「あー、要が親鳥で葵が雛みたいな感じだね」

ラ:「先ほど要殿の胸で頭を撫でられておった時は、実に可愛らしかったですなぁ、葵殿」

ラリマーの台詞に葵の顔がぶわわーっと赤くなる。

それを見たピアーニーがニヤニヤ笑う。


ピ:「葵が幸せなときって要の腕の中にいるときぃ?」

あうあうと言葉を失う葵の首まで赤くなる。

ピ:「あー、その様子じゃあたりだね。うん、要もきみにはすごく優しいみたいだ。なにせ言葉遣いまで違ってるし。大事にされてるね」

ラ:「要殿は女性には優しいようですが、なかなかに油断ならぬお相手をお見受けいたした。というよりこの場におるものは曲者ぞろいですな。男性陣では松本殿が唯一まともそうですが」

キ:「やられキャラだぞ、あいつは」

ピ:「キュウの恋人の青葉も普通っぽいけど。あ、魔術っていうのを使うから普通じゃないのか」

ラ:「いや、萬矢殿はどこかわたしと似ているような気がしてなりませんな」

キ:「わが道を突き進みそうなところが似ているな」

キュウがビールを飲んだのを見てラリマーがワインに手を伸ばす。


ピ:「曲者ねー、確かに。ディアンに似た奴が他にもいるなんて思わなかったよ。アズロってきれいな顔してるのに」

キ:「二宮と渡り合えるなんてあの二人、相当だぞ」

ピ:「やっぱり似たもの同士ってやつなんだろうね、彼ら。――ところでキュウはさ、青葉といてどういうときが幸せ?」

キ:「え?その話、まだ続くのか?」

ピ:「あたり前。それに葵も聞きたそうだよ?」

ピアーニーの言葉にキュウは葵を見て苦笑い。


キ:「あの朴念仁がわたしを好きだと思っているんだろうなと気づく瞬間が幸せだな。あまり言葉で伝えるタイプではないし」

葵:「あ、やっぱり萬矢さんってそういうの、言わないんですね」

キ:「要は普段から浴びせるほど言いそうだな。さすがにわたしたちの前では言わないが」

キュウの言葉にはにかむ葵。

その様子がキュウの言葉を肯定しているのに気づいていない。


ラ:「ときに言葉で伝えてもらわねば不安になりませんかな?」

ラリマーの質問にキュウが「ん?」と眉をあげる。

キ:「さすがに全く言わない奴ではないからな。ポイントを押さえて言ってくるから癪にさわるんだ」

ラ:「意外にやりますな、萬矢殿」

葵:「そういうポイントを押さえて突然って、ときめいたりしますよね」

ラ:「そうですな、確かに胸がぎゅーっとなったりしますな」

ピ:「へー、そういうもんなのか」


ピアーニーの言葉にキュウとラリマーと葵が驚いた顔になる。

ラ:「ピアーニー殿、まさかとは思いますが生まれてからこれまで一度も――」

ピ:「だから男性経験ないって言ったじゃないか」

キ:「いや、それ以前にときめきがない?いかん、うら若き乙女がそんなことでは」

そこへ突然、スイーツを食べているとばかり思っていたアクアが割って入る。

ア:「ピアーニーだってぜったぎゅーってなる時が来るぅと思うー。わたしも生きることに必死でぇ、恋愛なんて頭になかったけどー、ローディスと出会ったもーん」


4人がテーブルを見れば、少しずつ口をつけて並べていたケーキやプリンが、すべてなくなっている。

黙々と食べ続けていたのか、彼女は大満足な様子でにっこりとピアーニーに笑う。

つられて笑うピアーニーに、「あ」とアクアは真剣な顔になる。


ア:「最初はぁ、すごーく痛いから優しい人がいいー。ローディスみたいな無理やりはだめぇ~」

またしてもアクアの爆弾投下によりテーブル全員が凍りつく。

キ:「アクア、ちょっといま信じられんことを聞いたが――ローディスに無理やり?」

アクア、こっくりと頷く。

ア:「クリソプレーズの森でぇ、嫌って言ってもやめないってぇー。でぇ、手を縛られたー」

ラ:「まさか、魔の森で○○?」

ピ:「あ、やっぱりその言葉はやっぱり規制入ったね。――ていうか、アクア。それでなんでローディスを好きになるわけ?」


全員の眼差しを受けアクアは考える素振りを見せる。

ア:「ローディスはねぇ、口は悪いけど優しい。それに謝ってくれた~。あとはぁー、あの金色の目に見られるとねー、どきどきするからなの~~~。――……ちょっとローディスのところ入ってくるぅ」

ローディスの話をして彼のことが気になったのか、アクアはがたん、と席を立ち「ローディス~」と彼の元へ駆けていく。


呆気に取られつつ見送っていた4人だが、ぷ、葵が吹き出した。

葵:「アクアさんって全身でローディスさんが好きーって言ってる」

キ:「葵も要に対して似たようなもんだぞ?」

葵:「え?そんなことは――」

照れたように頬を染め葵がちらと要のいるテーブルを見る。

その視線に要も気がついたらしい。


ピ:「ふーん、アクアとローディスがね。そんな始まりもアリなのか」

キ:「いや、ないだろう。無理やりだぞ?それでなくても最初は痛いのに悪魔かあいつは」

ラ:「そこまで好きだったのでは?」

ラリマーがフォローするように言う。

ピ:「じゃ次ラリマーだね。恋人といてどういうときが幸せ?」

ラ:「一緒にいられる時間がいつだって幸せなのだと……でも出会えたことが奇跡であると人は気づかないものですからな。――そう、年齢を重ねてわたしは思うようになったしだいで」

真面目な顔をしていたラリマーが、ふ、と表情を和らげ微笑む。

キ:「ああ、そうだな。ラリマーの言うとおりかもしれん」

葵:「なんだか深い話です」

感慨深げに葵が言う。


ピ:「恋愛って複雑そうだね。それに楽しいことばかりじゃないみたいだし。面白いことならわたし大好きなんだけどさ。逆に辛いとか悲しいとかって楽しくないよね」

キ:「だがそういうのを乗り越えたとき相手との絆が深まるんだと思うぞ」

そこへ割って入る声。

要:「ガールズトークってわりに深い話してるみたいだな」

言いながら要が葵を椅子から立ち上がらせる。

要:「アクアがローディスのところへ行ったからお開きかと思って、葵を迎えに来たんだけど――」

ピ:「っていうか連れて行く気満々じゃない?」

要:「んー、まぁ。あっちの二宮たちがここに加わろうとしてるみたいだから、たぶんすごい話になるんだろうなと思って。そういう話を葵に聞かせられない」

ラ:「おお、アズロ殿たちが手招きしておりますな」

ラリマーの声につられ全員が男3人のテーブルに視線を向ける。


要:「葵、あんな邪オーラだしまくりの3人に関わったら、パクっと食べられちゃうよ?避難しよう」

ピ:「わたしもさすがに今後の参考どころか、恐怖になりそうな話は聞きたくないな。他にも話してみたい人がいるし、そっち行ってくるよ。……ってことでディアンたちの相手はキュウとラリマーに任せた」

ニコと笑顔を浮かべたピアーニーは素早くテーブルを離れていく。

要:「葵、俺たちも逃げるよ」

葵:「あ、じゃあ、キュウさん、ラリマーさん、すみません」

ペコンと頭を下げた葵も要と退場。

残されたキュウとラリマーは顔を見合わせる。


キ:「どうする?二宮たちと合流すると、おそらく規制入りまくりの会話だぞ」

ラ:「ですな。若い彼女らには荷が重いでしょう。逃げて正解ですな」

キ:「ピアーニーのやつ、透明人間になって男の本音を聞きたいとぬかしていたはずが――」

ラ:「未経験なら乙女の夢を粉々に砕かれたくはないはずですからな。さすがにピアーニー殿もその辺は考えているはず」

キ:「まぁそうか。――で、ラリマーは大丈夫か?」

ラ:「一応の恥じらいは残っておるが、夢が壊れたと嘆くほどこどもでもござらん。それにこんな機会はめったにないかと思うが」

二人して二宮たちの座るテーブルを見る。

キ:「行くか」

ラ:「ですな」


ガタリと椅子を鳴らしてキュウとラリマーが立ち上がる。

男3人は快く二人の女性を受け入れる。


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