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R.I.P.末期ギャン ―異世界転生―  作者: 黒瀬雷牙
閑話

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49/104

???

 暗い。底も、終わりもない。

 ただ、落ちている感覚だけがある。


 音はない。

 光もない。


 それでも。


 声が、した。



 立て。



 どこからだ?誰の声だ?



 諦めるな。


 

 知らないはずなのに、知っている気がする。

 


 何度負けても。

 


 落ちているはずなのに、足の裏に地面の感覚がある。


 


 いつか辿り着ける。



 誰かが、手を伸ばしている。

 見えないはずなのに、わかる。


 

 上振れ。



 その言葉だけが、やけに鮮明に響いた。

 ギャンブル用語。偶然の勝ち。運の偏り。 


 だが、それだけじゃない。

 積み重ねた敗北の、その先でしか掴めない偏り。

 



 さあ、再賭博リベットせよ。




 その瞬間。何かが、繋がる。


 

 ドクン。

 


 視界の奥に、微かな光。

 


 それは、出口か?それとも…… 

 もう一度、地獄に落ちるための入口か。

 

 わからない。 

 ただ一つ、確かなことがある。 


 まだ、終わっていない。

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