表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/159

チャーニーチャミィのお店へーーーーーー ホワンイン!

 お店に入ると、とても見覚えのあるような恰好をした、目がまーるい女の子が一人。子供!?


「あーーーーーー!」

「あーーー?」

「ニャあーーー?」

「サーーー?」

「のろー」

「一人だけ真似すらしようともしていない!?」

「いらさいーーーーませー。ファンーイン!」


 どう見ても中華キャラです。シェシェ! 

 ダッシュで近づいてくる店主。これは……勝ったな。ふふん。


「うちーー、犬ダメなのよーーー。ごめなさいーードゥイブーチー」

「食い扶持がなんだって!? 俺は食い扶持に困ってないですよ!?」

「うちのシロンちゃんは犬じゃなくて狼だよー! だから大丈夫!」

「狼? 犬に見えるよー。でもワン言わないねー。しゃべてるー」

「ふっふっふ。俺を舐めてもらっちゃ困るぜ姉さん。こう見えても俺は究極の真化を使える

ウルフィ……その名も!」

「ただのわんころニャ」

「わんころウルフィだ! ……おいばか変なワードを挟むのはやめろ」


 クワッという表情でいつも通りニャトルとにらめっこする。その間に地雷フィーさん

に抱きつく店主。ああっ 地雷フィーさんにいったぁー! 


「あなた可愛いーークーアイーー。お友達ーなて欲しいー」

「ええっ? わわ、私でよければ……」

「どうなっても知りませんよ。下手すれば店が消し飛びますよーー」

「あなたもーー、可愛いけど、恰好がださいよーー。タイトゥーレー。うちで

沢山買ってくといいよー」

「わわ、私? そーなの!? あんまりお洋服の事なんて考えてこなかったし……」

「ルビーは村から出てきたばかりなんだし、無理ないわよ。それなりにお金ができたんなら、あんたも

買っていったらいいんじゃない?」

「ルビー、よろしくよー。ワタシ、チャーニーチャミィー。チャチャ、呼んでねー?」

「チャチャさん、さっそくだけど俺の装備を鑑定してください! もう待ちきれんのです」

「どうせガラクタに違いないニャ。ニャトルの宝石が唯一の当たり。そうに違いないニャ」

「度肝を抜いてみせますよ! さぁ、さぁー!」

「ふうん。これね。他にも調べるものあるかー?」

「宝石を加工してアクセサリーを作ってもらいたいんだけど、出来る?」

「勿論出来るよー? お金、そこそこかかるケドねー。チエン、持ってるかー?」

「あります。これくらいで……足りる?」

「もと少なくていいよー。初めての可愛いお客サンー。安くしてあげるねーー」


 そう言うと差し出したお金の半分程を返すチャチャ。この商売上手さん! 


「ご主人、ここは浮いたお金で買い物してねって事ですからね。お間違いなく!」

「ええ? そーだったの? でも可愛いものが沢山あるし……鑑定してもらってる間に、私色々

見てるね!」

「あなたはこちよー」

「俺はシロン! ハンディウルファイヤのシロンです。さぁこれを鑑定してやってください!」


 手に入れた雷の模様のようなものが入った腕輪を出した。


「わかたよー。シロンー? 鑑定するねー-。こちにーもてきて欲しいよー」


 言われた通りにチャチャのいる場所まで歩いていくと、光が差し込んでいる場所

に立った。なんか不思議な場所だなー。暖かいお日様が差し込んでいるみたい。


「はいよー-、そのままいてねー。ちょとだけ右だよー、はいそこ! ジィャンディン!」


 暖かい光がさしていたのが、一瞬青い光に切り替わって、また暖かい光に戻った。

 今のは何ですか? 写真ですか? 


「はいー、ルビちゃんこれが結果よー-」

「わぁ、速い! すごーい! この紙、色がついてるよ?」


 ご主人が不思議そうに黄色の紙をみている。折り曲げたりしたからみたりしている。

 ここからだと見えないよー。みたいよー-! 


「それは魔術紙よ。元々は白色なの。鑑定したものの価値によって色がつくのよ。

とりあえずハズレではなさそうでよかったじゃない」

「見たいー-、ご主人、見せてー-!」


 せがむ俺にしゃがんで応えてくれるご主人は優しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ