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キノコ狩りと試し焼き

 ゴラァンタを倒したシロンはカゴにゴラァンタを放り込み、キノコ狩りを続けていた。


【シャキーン】

【シャキーン】


「な、なにぃ!? ニャトルのやつが二レベルもアップした!?」

「すごぉーい! ニャトルちゃん一杯キノコ狩ってる!」

「こんなのニャケンであるニャトルにとっては朝飯前ニャ。フフン。ここら一体をしっぽで

刈り取り切ってやるニャ」

「こいつ……素早い動きをいかして尻尾で一気に狩りつくすつもりか! 

だが! ハンディウルファイヤに進化したこのシロンの実力を見せてやる! ……あ、やっぱ

休憩です後よろしく」

「役立たずのろー」

「それにしてもいっぱいあるわね。あら、これは何かしら」

「そのセリフはフラグ! 地雷フィーさんがまた何かやるフラグです!」

「え? え? まだ何もおしてないですよぉー!?」


 ギリギリセーフ! 絶対トラップだ。というか地雷フィーさんの存在がトラップだ。

 

「ちっ 惜しかったなー。もうちょいで呼べたいうに」

「呼べた? 呼べたってゴラァの友達とか?」

「誰がゴラァや! グランディラゴラァのゴラァンタさんやで!」

「はいはい。もうそのネタはいいですから。そのキノコも倒せば相当な経験値が?」

「アホ抜かせ! 倒せるかいな。めっちゃ強いで? わいの七千倍は強いで?」

「七千倍か。けどゼロを何倍にしてもゼロなんだよね」

「誰がゼロや、ゴラァ!」


 地団太を踏む捕らえたキノコ、ゴラァンタ。

 それは置いといて……まずは焼きキノコか。


「ヴィーヴィルさん。ちょいと先に実験したいので……こういうのに変身してもらいたいんですけど。

できます?」

「できるのろー。やってみるのろー」


 よし! 七輪のようなものに変身してもらった。今の俺の魔珠じゃ七輪でも出せない。

 鉄とかは思いからなのかな? 


「行きますよ! 本当に火を使っても平気ですか?」

「平気のろー。燃えない物質に変身したのろー」

「いくぞ! 纏いし炎! 燃えよ七輪! あーやっぱり疲れる……ニャトル枝拾ってきて」

「仕方ない奴ニャ。この高速ニャトルが拾ってきてやるニャ! ニャタタター!」

「わぁ。ニャトルちゃん便利になったわね! うんうん。私の術はいらないね!」

「え? ご主人火も手伝ってください。ニャトルが枝を拾ってきたら風をおこしてください」

「それなら私がやります! 名誉挽回させて!」

「地雷フィーさんは地雷を勃発しそうなので怖いんだよなぁ……お、第一弾が焼けてきたぞ」

「お前やるやないけ。どれ、わいが味見したる」

「共食いする前にまずお前から食ってやろうか」

「なんやて? しゃーないやっちゃ。わいは他のキノコ見繕ってきたるわ。ここ開けてくれる?」

「わかりましたぁー。はい」

「焼けたのろー?」

「いけそうです! ヴィーヴィルさんは神でした! 地雷フィーさんとパーティチェンジですね! あれ、地雷フィーさん何してた? 今」

「そ、そんなぁー! 捨てないで! お色気担当になるから捨てないで!」

「保留にします!」

「ラフィーちゃんは捨てたりなんかしないよ! 一緒に世界の果てを目指そうー! おー!」

「ご主人、そのノリは危険です……あ、ニャトルが戻って来た」

「たたた、大変ニャーー! でっかいの、でっかいのがでたにゃー-!」


 でっかいの? でかいトレントでもいたのかな? もう疲れたよー。

 まだキノコ三つくらいしか焼けていない。香ばしくていい匂い……だ? 


「グラァアーーー! だれや、わいの可愛い息子をいじめたんは! ボケェ!」

「親父、あいつらや。あいつらがいじめたんや!」

「このギガンドラグラァ様の息子に手ぇ出して、ただですむとおもうなや!」


 ……なんか変なの増えたー-! これはバトルになりそうです! 

 ていうか何でゴラァンタが外に出てるんだ? 

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