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(二)-5

「いずれにせよ、あちらのご両親には一度お会いしてお話しないとダメでしょうね。そのときは私も行くから。日にちを決めてちょうだい。平日ならお休みをもらわなきゃいけないからね」

 母の喜美子が言った。

「そうね。後で電話して聞いてみる」

「ともかくよ、そんなことでグダグダ言わせておくんじゃねえよ。早いか遅いかの違いはあるけどよ、人間生きてりゃいつか死ぬんだから……」

「ちょっと、お父さん!」

 祖母が再び祖父の言葉を止めた。

 その際、祖母が美代の方をチラッと見たことに、美代は気づいた。

 確かに言い方は良くないけど、それは美代を励ましてくれているということとも、美代はよくわかっていた。

 しかし、それでも美代は父のことを思い出さずにはいられなかった。


(続く)

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