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婚約の話を聞かされて1ヶ月、その間に様々なことがおきた。婚約の話の1週間後にはだいたい的に第一王子である【神龍】ユウキとオーダー公爵家の1人娘、アブゥローラとの婚約が発表された。
王都は祝福ムードであった。
5歳にして婚約者ができるとか・・・予想してなかったわ。
それからというもの、アブゥローラはよく王城に遊びに来るようになった。
そう、今も庭で遊んでいたりする。
と言ってもかけっことかだが・・・
一緒に遊んでいると公爵が迎えに来た。どうやら今日はこれで終わりらしい。
「あ、お迎え来たよ。じゃあまたねローラ!」
「え!もう?むうぅもう少し居たかった!むむむむむ、うんまたねユウキ!」
俺らは愛称で呼ぶようになっていた。
俺はローラと別れ、二刀流の鍛錬をすることにした。なお、魔法に関しても練習することにする。
魔法は簡単な順から、初級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級、伝説級、帝級、神話級、創生級とわかれている。最後の3つは他のと違い、人には使うことができない。いや、それは語弊だ、正確には使えない・・だ。なぜなら使用魔力がバカでかいことと精密な魔力操作が要求されるからだ。なおユウキはすべて使える模様・・・。
それから月日が流れ・・・
10歳になった。
王族は古くからの習わしで10歳になると王子は世間を知るために旅に出て20ぐらいには帰ってくるそうだ。なので俺も旅に出る日が近づいてきていた。ローラはついてきたがっていたが周りの説得により諦めた。
そして旅に出る前日。
俺の両親、アブゥローラ、オーダー公爵家の人々、その他の人々に暫しの別れを告げ、俺は旅に出た。まず最初にやることは冒険者登録。俺の身分を証明するのにいちいち王家の紋章を見せたりしたら騒ぎになりかねん。
王都の冒険者ギルドは外見はふつうであった。中に入ると、まだ朝だということもあり冒険者の人がいっぱいいた。新しく入ってきた人に視線を向ける厳つい人たち。俺は気にせずに受付に行き冒険者になりたい旨を美人な受付嬢に言うと横から声をかけられた。なんでも俺みたいな子供が来る所じゃねえとかなんとか・・・あれ?テンプレですかね?嫌だな回収したくないな・・・はあしょうがないよね、一発でのしてあげます。
「おい!聞いてんのか!無視すんじゃねー!」
などと言いながら殴りかかってきました。まあ無視してたんですけどね。それにしても全然早くないですね・・・外見だけで初心者なんでしょうか!まあ俺がやることに変わりはないんですけどね。
俺は男の俺に突き出しだ腕をとって背負い投げ~♪
空中にある体に手加減して一発殴るとそのままギルドの端まで飛んでって動かなけなった。するとそのとりまきたちが剣を抜いてとびかかってきた。・・・こいつらはバカなんでしょうか・・・取り敢えず剣を指で挟んで止めてもう一人は少し殴ったら地面に頭を盛大に打ち付けていた。・・・痛そうだ。
なんかこいつら苛つくから不敬罪になってもらおう。治安大事だよ!
てことで懐から王家だけに持つことが許される王家の紋章が入った短剣を取り出しこう言ってみる。
「えー、俺はこの国の第一王子ユウキ・バハムート・アルカディア・アカツキと言います。こいつらは王族の暗殺未遂で拘束させていただきます。それでいいですね?ギルドマスター?」
丁度その時ギルドの階段から人か出てきた、その人がここのギルドマスターと予想し声をかけた。
「あ、はい、それで結構です殿下。」
「ん、ありがとう。てことで誰か衛兵呼んできてね。よろしく。」
俺はギルマスとともにギルドの応接室に向かうのであった。