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・・・・・いつまで眠っていただろうか・・・もうかなり前から寝ていたような気がする・・・確か俺は神龍を名乗るドラゴンから神龍の力を貰い転生させられたはずだ・・・・ということはそろそろ起きないとな・・・ん?なんか急に頭が痛くなってきたぞ!?・・・・ぐっ!やばい、今みたいに寝ていないととても正気では居られないほどの情報が濁流のごとく流れ込んできた!激痛とともに!それもこの世界の情報だ!・・・・・・・・そして痛みは引いていき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・ん?ここは・・・?」
目が覚めたのは暗い何かの中だった。
気が付くとこの世界のこと、今俺が置かれている状況が把握できた。恐らくこの箱?は卵だ。それも神龍の卵。要は、この外壁を突き破れということか。
「よし、出るか・・・」
外に出るためにもがく。すると徐々にひびが入っていきそのひびから這い出ていく。
そして神龍ことこの俺、暁 結城 基、ユウキ・バハムート・アカツキ (バハムートは神龍だけが名乗るのを許される名)がこの世界に降臨した。
どうやらここは室内のようだ。神殿みたいな作りをしている。そして俺の前方、前を見やるとそこには・・・・
多種多様な龍が俺に向かって頭を垂れていた。ドラゴンの群れの先頭には6体のドラゴンがいた。
左から
theドラゴン的な感じの赤いドラゴン
青いドラゴン
図体がでかく羽のを使って飛べるのかよくわからない巨大なドラゴン
黄緑と緑のドラゴン
白く淡く光っているドラゴン
黒く赤い線が入り、禍々しさがあるドラゴンが居た。
「えっと、君らは誰かな?」
問いには白のドラゴンが答えた
「はっ!我らは2代目神龍様のご降臨をお待ちしておりました。」
「君は?」
「私は魔法の属性である6属性のうち光属性の白帝龍と申します。左から炎属性の炎帝龍、水属性の水帝龍、土属性の地帝龍、風属性の嵐帝龍、私こと白帝龍、闇属性の黒帝龍です。魔法には特殊属性のというものがありますが、その属性の帝龍はおりません。龍のは種類があり、弱い順にワイバーン、下級龍、上級龍、属性龍、古龍、私たち帝龍がおりまして、ワイバーンは知能がとても低く、ドラゴンというよりはドラゴンのなりそこない、亜龍と呼ばれたおります。」
なんと!
ドラゴンは意思疎通ができるので人間にはワイバーンよりは危険視されていないようだ。
そして新しく生まれたドラゴンは龍特有の特性により世間を知るために人間の母体に宿り、人間として数十年を生きてから龍として活動するようだ。なお、人化して生まれるが、ドラゴンの象徴たる角を生後一か月の間にはやすらしい。もっとも力が多きければ大きいほど早く角が生える。最高で帝龍の15日。もちろん人の赤子の状態だと危険なのでできないが5歳から龍化ができるようになる。
だがドラゴンはあまり産まない。寿命が長すぎるためだ。なので人は龍が生まれたら国を挙げて祭りを開く。そして貴族になったりするそうだ。現在人の世に居るドラゴンはこれから行く俺だけらしい。
だが大人は何人か旅に出ているらしいが・・・。
というわけで、その規定は神龍も同じなので、これから人間の世界に行くそうだ。 (赤子として)
では、前世と合わせて3回目の産声を上げようじゃないか!そして俺は・・・なんていえばいいのかな・・・?生まれなおす?ために神殿の奥の魔法陣に乗り人の家庭に期待を含まらせながら逝くのであった・・・・
『ちょっと!漢字おかしいよ!?なんで逝くになってんの!?行くじゃないの!?』
続く!
おぃ!
まさk!
生まれなおしとは・・・作者は頭がおかしいようです・・・