0009
俺と一緒に武器を作ってくれたおっさんはアルデさんと言うらしい。
そのアルデさんと2日かけて作った3つの武器を受け取り俺は宿に戻った。そして2日間寝ていなかったのでベットに入るとすぐに寝てしまった。
明くる日、俺は早朝0600、6時に目を覚ました。
水魔法で顔を洗うと朝食を食べに1階にある食堂へと向かった。食堂は、流石は高級宿と言ったところか、大手の商人らしき人や、貴族、よく稼げる冒険者が多かった。
俺は1番奥のカウンター席に腰掛けるとメニューを開く。この店は店長 (料理作る人)の日替わりオススメメニューを選ぶと必ず当たりがでてくる。・・・・・要は、凄くうまい!病みつきになるほど!で、今日も例を問わずオススメをオーダー。出てきたのはワイバーンの肉を使ったシチューだった。ワイバーンの肉のダシがよく効いていて凄くコクがあり頬が落ちるほどであった。
そろそろシチューを食べ終わるといったところで受付の方が騒がしくなった。どうやら辺境伯の騎士が来たようだ。十中八九俺だろう。おっと、騎士の人たちが俺の方に歩いて来ているよ、これは確定かな?そう思いつつシチューを片付け、テーブルに勘定を置き騎士の方へ向かった。
騎士と対峙すると騎士の方から
「失礼ながら、貴方がユウキ様でしょうか。」
「はい、私がユウキですが、もしかしてこの前の姫様の件でしょうか?」
「はい、報酬を渡すとの事でしたので屋敷の方へご足労願いたいのですが今からお時間はよろしいでしょうか?」
「はい大丈夫です。」
「では早速行きましょう、表に馬車を用意しております。そちらに」
騎士の先導の元宿の外へでて馬車に乗り込む。
数分すると着いたのだろう、馬車が停止した。
「到着しました。どうぞ降りてください。」
俺が馬車から降りるとシンプルなでかい屋敷があり、中からアリス殿下、筋肉質で豪華な服を着ているおっさん、両サイドにメイドが2人出迎えに来た。おそらくこの街の辺境伯だろう。
辺境伯らしきおっさんが俺に話しかけてくる。
「ようこそ我が屋敷へ、俺はこの街を治めるアグール・ラルストンだ。おぬしがユウキなるものか?」
「はい、私はSSランク冒険者、ユウキ・バハムート・アルカディア・アカツキと申します。宜しくお願いいたします。」
本名喋ったら2人と後ろに控えてるメイドとさらには門番まで口を半開きにしてポカーンとしている。俺なにかしたか?・・・・・あ、フルネーム喋ったわ・・・・・どうしよう!まぁいいや!おい!いいのかよ自分!いいんだよ!・・・・・多分
そうこうしているうちに復活したのか姫様が別の世界から戻ってきた。
「ま、まさか、私を助けたのが修行中の第一王子様だったなんて・・・・・」
「あー、はい。そうですね、取り敢えず立ち話もなんなんで、入りません?」
「あ、そ、ソウダナ!」
辺境伯よ、驚くのもいいが若干片言なってるでありますよ、大丈夫か?
続く!!!
おい!きりわりーなおい!
元気とやる気が失せたので少し短いですか今話はここまででしょうか。