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プロローグです
「ん?ここは・・・?」
俺が目を覚ますとそこはどこまでも続く真っ白な空間だった。真っ白すぎて遠近感がつかめなくなるほどだ。
「む?目が覚めたか?」
声がしたほうに振り向くと、そこには巨大な光る球体が浮かんでいた。。
「・・・光る・・・球?」
「おっとすまぬ、お主に見えるようにするの忘れていた」
すると光る球体は徐々に形を成していき姿が分かるようになってきた。
そして球体の正体は白銀色に輝くドラゴンだった。
「え!?ど、ドラゴン!!??」
「うむ、如何にも余はドラゴンではあるが、しいて言うなら神龍という種族だ。神龍についての話はあとで聞かせてやるがその前にお主の身に何があったのか覚えているか?」
「俺の身?」
そうだ、確かーーーーーーーー
俺の名は暁 結城
俺は都内の国立の高校に通っていた普通ではない高校生だった。
普通ではないというのは、俺が日本に存在する超能力者が起こしている犯罪を担当している部署の対策員の最強と言われていた人だったからだが、当然命の危険があった。
簡単に言うとある任務に出ていた時、新人がへまをして俺がかばって死んだのだ。任務は恐らく成功しただろう。
そして死んだと思ったらこの白い空間にいたということだ。
「・・・うん、思い出した、俺は死んだんだな・・・」
「その通りだ。だがお主には転生してもらう。」
「・・・転生?生まれ変わるのか?」
「そうだ、だが地球ではなく別の世界だがな。」
「別の世界?異世界か・・・わかった、それで?俺はどうすればいいんだ?」
「いいのか?・・・さしあたっては余の全てを与えよう。余はもう生きるのに飽きた。余の後継者として余の力に耐えられる魂を持つ者を探していたのだ。それがお主だ。あの世界には神が余しかおらん。何をしても自由ではあるが、滅ぼすなよ。」
「・・・まじ?俺、神様になんのか?んー、まあ、了承してしまった手前、引き受けるんだがな。」
「おぉ、ありがたい、また一から探すのは流石に骨が折れる。」
「わかった。めんどいから後は早くしてくれ。」
「では暫し眠るがよい、目が覚めたらそこはもう異世界だ。」
返事を返そうと思ったが、急激に眠くなってきた。そして眠りに落ちる。