表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの世の行きの電車  作者: 林 秀明
1/18

はじまりのはじまり

「ねぇ、いっぺん死んでみる?」


カンカンカンと鳴り響く線路の向こう側で少年が呟く。顔は見えないが、悲しそうな声に咲は恐怖を感じた。あなたは誰?そして私に何か用?そう思った瞬間目の前に突然電車が横切り咲ははっと目が覚めた。


「はぁはぁ、何だったの、今のは?」


真冬だというのに寝汗をかいてしまった。今までこんな事は一度もなかったのに……


ぼさぼさの前髪を上げ、額の汗を拭う。ねっとりとした汗が指に絡みつき、不快な感触が指先から脳へと伝わってくる。時計を見ると時刻は夜中の二時十分。窓を見ると外がとても寒いせいか、窓が曇っていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ