モテ系迷惑妹ノ兄
ユルい作品です。誤字脱字あったら御免なさい。
「ねえ、お兄ちゃん」
「何だ?妹よ」
「ねえ、先日、ぞっこんだった尾鴇先輩に振られたお兄ちゃん」
「第Ⅹ次早河家家庭内戦争を勃発させる気か?我が妹よ」
「少し相談があるんだけどさ」
「何のだ?」
「……恋愛の」
「……まあ、一応聞くが……お前も言ったとおり、俺は振られるような奴だからな」
「それでも聞いて欲しいの」
「……そうか」
「あのね、私……付き合ってた彼氏から何故か突然、一方的に振られるの」
「…たとえば?」
「うん……。バレー部の排球打一君には、いつも部活の応援とか行っているのに、いきなり振られた」
「ああ、バレー部らしい名前だな」
「生徒会の会計書記君は、何回も私とデートしてくれたのに突然、私の事を雌豚って」
「真面目そうな名前なのに、お前にそんなことを」
「軽音部の楽器鳴人君には頬まで叩かれた」
「うん。ロックしてそうだ」
「美術部の尾鴇ピカソ君は私の事、泣きながら詰って来た。あれだけ尽くしたのに」
「……一瞬、普通の名前かと思ったら偉大過ぎるだろ」
「帰宅部の高校嫌悪君にはメールで振られた」
「ヒッキーみたいな名前だな。と言うかお前、それだけの奴と一体、いつ付き合ってたんだ?どんだけ振られてるんだよ」
「でしょ?排球君とは五月にクラスメイトになってから付き合い始めたの。向こうから告って来て。振られたのはつい最近」
「で?」
「会計君とは六月に生徒会室で知り合って付き合う事になったの。振られたのはつい最近」
「ああ………んん?あれ?楽器君とは?」
「七月から、ライブで知り合って。振られたのはつい最近」
「おい、後の二人とは?」
「尾鴇君と付き合い始めたのは、排球君と同じころかな?高校君とは、会計君と同じころだよ…
「原因はお前の浮気だろう!!!!」
「ん?なあ妹よ。ピカソ君て……」
「ああ、うん。お兄ちゃんが付き合っていた尾鴇先輩の弟だよ?名前が凄くて気付いてなかった?」
「………………お」
「お?」
「俺が振られたの、お前のせいじゃないか!!!!!!!!!!!!!」
登場人物の名前が適当で御免なさい。