剣士の本領
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
魔物はカインが魔法で対処する。三人は帰りも順調に進んだ。
「ここら辺で休憩していきましょう」
商人に言われて三人は休憩する。
「私はずっと休憩のような状態だったのに何か悪い気がするな」
「アーレンさんが出るまでもなかっただけですよ」
アーレンは気にしていたがカインは気にしていない。
ガサガサガサという物音がした。三人は身構える。カインは回復魔法を反射的に三人へ発動させた。
「我に従う守の精霊…」
「我が魔力を糧として彼へ防壁を与えよ、バリア」
「馬車に防御壁を張りました、馬車から離れないで下さい」
カインは馬車に防御壁を張り、商人に注意する。
「キャキャキャキャキャ」
三人は魔物の群れに囲まれた。この魔物は魔人ではないが知能が高く厄介である。しかし防御壁を崩せるような力はない。なので防御壁の中にいれば危険はない。
カインが防御壁を張って、気付いた時には魔物が全て魔石になっていた。
「あっ…れ?」
商人は驚いている。魔物を倒したのはアーレンだった。アーレンは何事もなかったように魔石を回収している。外套すら脱いでいない。
「私もこのぐらいは仕事しないとな」
魔石を回収し終えてアーレンが言った。
「アーレンさんも凄いんですね」
商人は感心している。
「僕の憧れの人です」
カインは自分の事のように嬉しかった。




