77/139
永遠の水
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
ウォータンド国は水路が整備されている。水路に沿って城下町の道を進むと城前の広場に出た。広場の真ん中で宙から澄んだ水が溢れている。それが永遠の水だった。溢れた水は水路に沿って流れていく。
「これが永遠の水なんですね」
「あぁ、そうだな」
しばらく二人は永遠の水を眺めていた。
「永遠の水も魔法です、その水は枯れる事がありません」
突然、誰かがカインとアーレンに話しかける。話しかけたのは水の精霊だった。
「えっ、どうしてここに?」
アーレンは驚いている。
「永遠の魔法は浄化の魔法です」
「永遠の水から溢れる水のおかげでウォータンド国は魔物が少ないんです」
水の精霊は構わず話を続けた。
「そうなんですね」
カインが答えると水の精霊は既にいない。
「一体、どういう事なんだ?」
「いつもあんな感じなんです、気にするだけ無駄なんだと思います」
そう言うとカインはアーレンのほうを向いて微笑んだ。




