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ギルド
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
もう夕方になっている。カインとリックは町に着いた。
「カイン、大丈夫か?」
「えっ、あっはい」
「報酬を受け取りたいからギルドに寄らせてくれ」
「分かりました」
カインとリックはギルドに向かう。ギルドは冒険者が依頼のやりとりをする場所である。
ギルドに着いて中に入るとリックはカインを入口で待たせて窓口に向かう。そして窓口で担当者と話し始めた。
『ここがギルドか…』
カインはギルドの中を見渡す。ギルドには窓口の他に何かが掲示されている場所がある。その掲示を冒険者と思われる男達が見ていた。
『ギルドは依頼を受ける場所だから掲示されているのは依頼だよな、きっと』
そんな事をカインが考えているとリックが担当者との話を終える。リックはカインのもとへ戻らず、掲示を見ていた男達の一人に話しかけた。話し終えてから男と一緒にカインのもとへ戻る。
「三人で夕飯を食おうぜ」
リックに言われて三人でカインはレストランへ向かった。