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父の悩み
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
ガルドは悩んでいる。カインの為に雇った家庭教師が長く続かない。既に二人が辞めている。
上手く出来ないと言っていたカインの言葉を受け、二人目の家庭教師にガルドはカインが落ち込まないように気を付けてほしいと頼む。
ガルドはカインの鍛錬を実際に見た。剣を振るカインの姿は騎士の子とは思えない姿である。家庭教師の教え方に問題があるわけではない。
『もしかして…カインは私の子でないんじゃないか?』
浮かんでほしくない疑いがガルドの脳裏に浮かぶ。
『いや、カインは私の子に違いないんだ!』
ガルドは直ぐに浮かんだ疑いを打ち消した。その代わり、三人目の家庭教師にはカインの鍛錬時間を長くしてほしいと頼む。家庭教師はカインの負担を案じていた。
『すまないリリアナ、リリアナが私を裏切るはずがない…』
ガルドは悩み続けている。




