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永遠の火
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
城下町に来た元々の目的は永遠の火である。城の前に広場があり、その広場に永遠の火はあった。永遠の火は両手で持てる程度の大きさで宙に浮いている。永遠の火の周りには透明な柵があった。永遠の火は仄かに暖かい。
「これが永遠の火か…」
「これが永遠の火ですよ」
カインの言葉に答えるように聞き覚えのある声がした。声のするほうを向くと火の精霊がいる。
「えっ、火の…」
「名は呼ばないで下さい、周りに他の方もいますから」
火の精霊はカインの言葉を遮った。
「永遠の火もエターナル・ファイアという魔法なんですよ」
「何をしても消えません、なので永遠の火と呼ばれています」
火の精霊は永遠の火について説明する。
「永遠の魔法は使わないで下さいね」
「呪文を知らなければ使えませんが」
『だったら何故そんな事を言うんだろう?』
『…まぁいいか』「分かりました」
カインが答えると火の精霊は既にいなかった。




