帰り道
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとアーレンは一緒に町へ戻る。
「魔法使いというのは凄まじいのだな」
アーレンがカインに話しかけた。
「でも…前衛のジョブなら耐えられる攻撃で即死するんです」
カインは反論する。反論といってもアーレンに反論したいわけではない。遠回しに剣士のアーレンが凄いと言いたいだけだった。
「防御壁を張ってくれていたよな、自分にも張れるのだろう?」
「いつ破壊されるかと思うと怖くて…」
「…そうなのか」
アーレンが話し始めた会話が終わろうとしている。
『あれ?会話が終わってしまう…』
『せっかくアーレンさんが話しかけてくれたのに…』
「あっ、あと…魔法使いは魔導書が嵩張るんですよね」
カインは会話を続けようとした。カインはもっとアーレンと話がしたい。
「そういえば今日は本を開いていたな、あれが魔導書か?」
「はい、あれが魔導書です」
「魔法使いは…」
「こういう魔導書を使って魔法を使うんです」
カインは荷物の中から魔導書を出してアーレンに見せた。
「しかし、昨日は開いていなかったよな?」
「今日も私の怪我を治してくれた時は開いていなかった」
アーレンは状況をしっかりと観察している。
「あっ、それは僕が魔法持ちだからです」
「回復魔法は持って生まれたから魔導書がなくても使えるんです」
「魔法を持って生まれた魔法使いを魔法持ちと呼ぶそうです」
カインは魔法持ちについて説明した。




