お礼
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
駆けつけるとアーレンが魔物の群れに囲まれている。魔物の数が多い。アーレンが危険である。
「我に従う守の精霊…」
「我が魔力を糧として彼へ防壁を与えよ、バリア」
カインは魔法でアーレンの周りに防御壁を張った。防御壁によって魔物からアーレンへの攻撃は防がれている。アーレンには何が起こっているのか分からない。
「待ってて下さい」
「我に従う雷の精霊…」
「我が魔力を糧として彼へ高位の雷を与えよ、ハイ・サンダ」
「我が魔力を糧として彼へ高位の雷を与えよ、ハイ・サンダ」
…
アーレンを襲っていた魔物の群れは全て倒した。アーレンが魔石を回収しない。カインは代わりに魔石を回収した。よく見るとアーレンが怪我をしている。
「すみません、気付かなくて」
カインはアーレンの怪我を慌てて治した。
「どうぞ」
怪我を治してからカインは魔石をアーレンへ差し出す。
「魔物を倒したのは君だ、受け取れない」
「僕の受けた依頼ではないですから」
アーレンはカインから魔石を渋々受け取った。
「ありがとう」
「君は強いな、昨日も私の助けなんて要らなかった」
「いえ、助けてもらったのは事実です」
「お礼が出来なくて昨日は失礼しました」
「ん?礼は言われた、問題ない」
カインは荷物の中からハイ・ヒール・ポーションを取り出し、アーレンに差し出す。
「ハイ・ヒール・ポーションです、どうぞ」
アーレンはハイ・ヒール・ポーションを受け取ろうとしない。アーレンは不思議そうな顔をしている。
『こんな物じゃお礼にならなかったかな…』
「飯とかのほうが良かったですか?」
「いや、受け取ろう」
カインに聞かれてアーレンはハイ・ヒール・ポーションを受け取った。
「今日は私が助けられた、飯は私に奢らせてくれ」
アーレンが申し出る。
「えっ?あっ、はい」
カインはアーレンに食事を奢ってもらう事になった。




