道具屋
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
朝になってカインは道具屋に向かう。
「いらっしゃい」
カインは道具屋の店主に出迎えられた。
「ポーションの空瓶をあるだけ用意して下さい」
「あるだけですか?しかも空瓶…」
「はい」
「…分かりました」
店主はポーションの空瓶を用意する。ヒール・ポーションとハイ・ヒール・ポーションは瓶の形が違った。
『ポーションの空瓶も魔法で作れればいいのにな』
「我に従う水の精霊…」
「我が魔力を糧として彼へ水を与えよ、ウォータ」
「我が魔力を糧として彼へ水を与えよ、ウォータ」
…
カインは魔法で全ての空瓶に水を入れる。そして、ヒール・ポーションの瓶にはヒールを付与、ハイ・ヒール・ポーションの瓶にはハイ・ヒールを付与、していった。
「回復魔法は呪文を詠唱されないんですね…」
店主は静かに驚いているがカインは気付いていない。
「あっ、お礼にポーションとか渡したら喜ばれるかも!」
カインは独り言を叫んでしまった。店主が驚いている。驚いている店主に気付いてカインは恥ずかしい。
「すみません、気にしないで下さい」
「…ハイ・ヒール・ポーションを貰えますか」
カインは自分で作ったハイ・ヒール・ポーションの一つを店主から購入する。
「この町に魔導書屋ってありますか?」
「いや、魔導書屋はなかったはずだよ」
「そうですか…分かりました、ありがとうございます」
カインは魔導書屋があれば魔導書屋に寄ろうと思っていた。店主によると魔導書屋はないらしい。魔導書屋は少ないとハロルが言っていた事を思い出しながら、カインは道具屋を後にした。




