魔導書屋
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
一人で冒険者を始めたカインは時折り魔導書屋に顔を出している。
「カイン、永遠の火って知ってるか?」
「永遠の火?…いえ、知らないです」
唐突にハロルがカインに聞く。カインは聞かれた永遠の火を知らない。
「俺は一回だけ見に行った事がある」
「何でも…消える事なく燃え続けているそうだ」
『消える事なく燃え続けている…』「だから永遠って事ですかね?」
ハロルの話を聞いてカインは永遠の火に興味が湧く。
「興味が湧いたようだな…永遠の火は城下町にある、見に行ってみたらどうだ?」
「そうですね…」『見に行ってみようかな』
ハロルに勧められてカインは心が動き始めている。
「永遠の火があるところに王が現れて城ができて国ができた」
「この国のファイアンドって国名は"火のある地"が由来だそうだ」
ハロルはファイアンド国の成り立ちについてもカインへ説明した。
「永遠の火に限らず、色々な物を見たり色々な人に出会うと楽しいぞ」
「俺も色々な所に行った、その中でカインに出会えたんだ」
「そして最後に生涯の伴侶と出会えたんですよね」
カインの軽口にハロルは照れている。
『僕もリックさんやハロルさんに出会えたもんな…』
「確かに色々な所へ行けば色々な人にも出会えるかもしれないですね」
カインは旅立つ決心をした。とりあえずの目的地は城下町である。




