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野営
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとハロルは少し離れた町に旅立った。旅の途中では野営する。
「カイン、火起こしは魔法ででもできるぞ」
ハロルは火魔法の魔導書を開く。
「我に従う火の精霊…」
「我が魔力を糧として彼へ火を与えよ、ファイア」
ハロルはカインに火魔法を使って火起こしをして見せた。ハロルが「火魔法は使い勝手がいい」と言っていた事をカインは思い出す。
「実は水魔法の魔導書が欲しいんだよな、飲み水の確保が楽になる」
『魔法は戦いで使うだけじゃないんだな…』「魔導書屋が楽しみですね」
カインにとってハロルとの旅は学びがある。