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チェックアウト
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
出発の準備を終えて、カインとアーレンは宿屋の受付へ向かった。
「ありがとうございました」
カインは二部屋分の鍵を宿屋の店主に返す。
「チェックアウトですね、ありがとうございました」
「あっ、アーレンさん、昨夜の事ですが…」
「宿泊者でない方を部屋に連れ込むのはご遠慮下さい」
「部屋の外まで声が聞こえておりました」
店主はアーレンに注意した。アーレンは顔を真っ赤にする。
『ん?連れ込むって何の事だろう』
カインには店主の言っている事の意味が分からない。
「すみません、気を付けます!」
アーレンは強引にカインの腕を掴んで宿屋を後にした。
『は、恥ずかしい…』
『もうこの宿屋には泊まれない!』
アーレンは店主の言っている事の意味を理解している。カインとアーレンは再び冒険の旅へ出る事にした。
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