表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/139

魔物の討伐

この物語(ものがたり)はフィクションです、実在(じつざい)人物(じんぶつ)団体(だんたい)とは関係(かんけい)ありません

「」で(かこ)まれた箇所(かしょ)(くち)()した言葉(ことば)

『』で(かこ)まれた箇所(かしょ)(こころ)(おも)った言葉(ことば)、になります

 …魔物(まもの)気配(けはい)がする。


「ググッ、ググッ、ググッ、…」


昨日(きのう)(おな)魔物(まもの)(あらわ)れた。しかし、一匹(いっぴき)ではなく()れである。三人(さんにん)集中(しゅうちゅう)した。リックは(けん)(かま)え、ハロルは魔導書(まどうしょ)(ひら)き、カインは三人(さんにん)回復魔法(かいふくまほう)発動(はつどう)させる。


「さすがに()れは…」


「いや、いける!」


リックは言葉通(ことばどお)()れの(なか)()()んで魔物(まもの)自身(じしん)()()けた。魔物(まもの)攻撃(こうげき)でリックが怪我(けが)をしても()ぐに(なお)る。そしてリックは(ひる)まない。(ひる)まない姿(すがた)はまさに狂戦士(きょうせんし)だった。


「リックのやつ、本当(ほんとう)(ひる)んでねぇな」

(われ)(したが)()精霊(せいれい)…」

()魔力(まりょく)(かて)として(あれ)()(あた)えよ、ファイア」


ハロルは火魔法(ひまほう)魔物(まもの)攻撃(こうげき)する。ハロルの魔法(まほう)魔物(まもの)攻撃(こうげき)(いきお)いが()がれた。魔物(まもの)意識(いしき)がハロルへ()けば、()まれた(すき)をリックが()める。リックとハロルが初対面(しょたいめん)だったとは(おも)えない。見事(みごと)連携(れんけい)である。


「これが冒険者(ぼうけんしゃ)…」


カインは(つぶや)いた。回復魔法(かいふくまほう)しか使(つか)えないカインは出来(でき)(こと)がない。カインは二人(ふたり)姿(すがた)()()()ける。


 三人(さんにん)魔物(まもの)()れを討伐(とうばつ)した。()れだった(わり)には苦労(くろう)もしていない。リックとハロルは手際(てぎわ)よく魔石(ませき)回収(かいしゅう)している。魔石(ませき)回収(かいしゅう)はカインにも出来(でき)た。


「やはり(たお)せたな」


「いやいやいや、あんな(つよ)魔物(まもの)()れなんて(あぶ)なすぎるだろ」


楽観的(らっかんてき)なリックにハロルは()(かえ)す。


(ぼく)足手(あしで)まといだったんじゃ…」


「それはない!」


カインが(つぶや)くとリックとハロルが(いき)()わせて反論(はんろん)した。見事(みごと)連携(れんけい)である。


 (たたか)いの後片付(あとかたづ)けが()わった。


本当(ほんとう)自動(じどう)回復(かいふく)してたな」


「そうだろ~」


感心(かんしん)するハロルに(たい)して、何故(なぜ)かリックが自慢気(じまんげ)にしている。


(われ)(したが)()精霊(せいれい)…」

()魔力(まりょく)(かて)として(あれ)()(あた)えよ、ファイア」


ハロルがリックに()(あた)えた。


「アチィ!(なに)するんだ、戦闘中(せんとうちゅう)でなければ普通(ふつう)(あつ)いんだぞ」


(わる)い、威力(いりょく)はコントロールした」

(われ)(したが)(いやし)精霊(せいれい)…」

()魔力(まりょく)(かて)として(あれ)治癒(ちゆ)(あた)えよ、ヒール」


ハロルはリックに(あやま)り、魔導書(まどうしょ)()()して回復魔法(かいふくまほう)火傷(やけど)(なお)す。


自動(じどう)回復(かいふく)するのは戦闘中(せんとうちゅう)だけって(こと)だな」


(おれ)実験(じっけん)するなよ、…するなら()ってくれ」


カインの回復魔法(かいふくまほう)自動(じどう)全回復(ぜんかいふく)するのは戦闘中(せんとうちゅう)だけという(こと)()かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ