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土産
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
まだ魔竜に対する手立てが見つかっていない。しかしカインも魔導書屋で新しい魔導書が見つからない事は覚悟していた。
『まだだ…魔導書屋だけじゃない』
カインには城下町で他に当てがある。
「アーレンさん、甘い物を買いに行きましょう」
「甘い物…疲れたのか?」
「いえ、土産にしようと思って…」
「当てがあるんです、魔法使いを導いてくれると思います」
「?」
土産にする甘い物を買い、カインはアーレンを連れてアルダの家に向かった。