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詩*見つめて*

ギフト

作者: a i o



リボンのように

わたしの輪郭を

ほどいてしまえば


目を見開いた先に

風の薫りがしました


声は追うごとに

波の音に濡れていきました


わたしは

あらゆる形をなぞり

無数の像を結んでは さらさらと

砂のように 崩れ落ち


あらゆる色彩を纏っては

水を孕むように

曖昧に 滲んでゆきました


そして透明な熱は

輪郭をほどいてなお

わたしがここに生きているように

たしかに

傷ついていくように

痛みが 染み入るように

雨をあたためては

空を這う 虹を編んで

まるで

贈り物のように

そこに 置いたのです
















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