戦艦『榛名』『伊勢』『日向』 〜大八洲の古参姫。最期のとき〜
戦艦『榛名』『伊勢』『日向』――この三隻は長く日本を護り続けてきた古参の戦艦であった。横須賀の『長門』以外に、日本に残された戦艦はこの三隻だけであった。しかしその三隻も予備艦に艦種変更され、呉の港で浮き砲台としての余生を過ごしていた。神龍や大和たちが沖縄に特攻してからも戦争は激化の一途を辿り、戦況は悪化し、彼女たちはこの国の危機を察していた。そして遂に、彼女たちに容赦ない戦争の荒波が襲いかかってくる。それは、最期の戦の津波だった―――
【前編】故国を長き護りし三人の戦乙女
2009/02/01 21:42
(改)
【後編】長き護りし故国に眠りゆく三人の少女
2009/02/02 20:32
(改)