第四話 魔法の仕組み
まずはこのページを開いてくださりありがとうございます。今回は魔法の仕組みについての説明を兼ねた回にしました!ひまつぶしになれば幸いです!!
さて、トルスがアジトに連れて行ってくれるというので来たはいいが....
「あのー...ここ、洞窟ですよね?」
ガナンの辺境にある大きな洞窟を巨大なアジトにしていた。
「で、ちょっと最初に聞いておきたいんだけど」
「はい、何からお答えすればよいでしょうか?」
「私は元の世界に帰れるんですかね?」
「それはもちろんです。といいたいところなのですが...」
「まさか帰れない!?」
「いえ!転移は可能ですが、なにせ魔力の供給が乏しく、転移魔法の詠唱をすれば我々は当面魔力の補給ができなくなってしまいます。なので今すぐに使うことは出来ないのです。申し訳ございません...」
トルスは申し訳無さそうに謝る。ま、どうせ元の世界に帰ってもやる事ないからいいんだけどね。
「それと、この世界の呪文?だっけ、これは私の世界にあったトリビアで代用できるってことでいいの?」
ここが一番肝心なところだ。それだったら、くだらない知識は山ほど知っているから、イタズラ程度にならなにかできるだろう。
「とりびあ?というものは存じませんが...そうですね、まずはこの世界の魔法についてお話しましょう。」
「まず、【魔法】という概念ですが、これは目に見えない物であり、人や我々魔物から放出されるエネルギー体のような物です。そして、この魔法を操れるかは、生まれつきの魔力神経と一般的に呼ばれている素質によって決まっています。そして、その魔法の強さは【魔力】と呼び、魔力はその人の得た知識や知能の高さによって決まります。あなたはもといた世界でかなりの知識を蓄えたとお見受けします。」
つまり、魔法を操る力は体育でいうところの運動神経で、魔力の大きさは筋肉とかの自主トレが影響してるよってことでいいのかな?生まれつきのセンスがそこそこよくて、(無駄な)知識を持ってたから私は呼ばれたというわけね。
「次に、【呪文】についてですが、これは先ほど戦場でお話した通り、魔王様が見聞きしたことや体験した事、その具体的な知識の説明がそのまま詠唱呪文となり、あなたの魔力が知識を魔法に変換させるという仕組みです。あなたがその知識に関する説明さえ覚えていれば、詠唱の呪文を短縮する事もできます。短縮した呪文を唱えて、元の知識をイメージすれば問題ありません。」
「なるほど。それで、その魔法を使うためのエネルギーを補給する術は?」
「はい。これは空気中に漂う【魔素】と呼ばれる物質を我々や人間が呼吸などを通して自然に体内に吸収する事で補給ができます。しかし、先ほどのように一つの存在を別世界へ穴を開けて召喚する魔法などは直接の知識や事象などで唱える、または元から存在している物をイメージして生成する魔法ではなく、想像した物を具現化して唱える魔法なのでとても消費する魔素が多く、魔王様の召喚には約40体のデーモンから力を借りました。なので、自分が見た事の無い物や複雑な構造の物質を生成するような魔法を唱えようとすれば、とても多くの魔素を消費してしまうので気をつけてください。それと、魔法で作られた物はある一定の時間を過ぎると空気中に魔素が散って消滅するという事を覚えておいて下さい。例えば一時的に自分の腕に巨大な爪をつけたり尻尾を生やしたりする事によって身体的強化をしても時間が経てば魔法で生成された爪や尻尾は消えてなくなるという感じです。と言っても魔王様の魔力であれば恐らくは問題ないかと思われます。」
なるほど。説明がかなりわかりにくかったけどつまりは火とか水とか雷とかそういうファンタジーあるあるな単純な物質を生成するのはOKだけど服とか眼鏡とか複数の物から成り立ってる物を作ったら大きく魔素を使う上にしばらくしたら魔素が抜けて原型を保てなくなって消えてしまう、という事でいいのかな?ちょっと完全には理解しきれないけれどこの世界の魔法はかなり融通が利くみたいね。
「わかった、ありがとう。そしたらとりあえず....」
ぐぅ.....
腹時計が鳴ってしまった。たしか四時間目が始まる前にここに来たからそろそろお昼の時間のはず....なのだが荷物はカバンごと向こうに置いてきてしまったから...ってこれ私が向こうに帰るころにはお弁当絶対腐っちゃってるよね!?
「ハッ!申し訳ありません!配下ともあろうものが魔王様の空腹状態を考慮していなかったとは!申し訳ございません!!」
「あ、いやそこまで謝らなくてもいいから...とりあえずゴハンにしよう?」
「かしこまりました。急いで昼食の支度をさせます。」
そういうとトルスは一斉にデーモンを集めてせっせと指示を出していた。
ひとまずこの世界に来てやっと落ち着けるって所なのかな...
ここまで読んでくださりありがとうございます!!まだまだ頑張りますのでぜひ応援していただければと思います。




