あなたの寄付をお待ちしております
人形を造りながら…
とりあえずは寄付金でどうにか森の管理費用を得ようとした。
しかし、暫くは寄付金は全く入らなかった。
数日を共に過ごしたアランは『そんなものですよ』と告げ、帰って行った。
それを気にせず、森の奥深くにある泉の近くに家を建てた。
精霊魔法様々である
精霊魔法と言うが、そもそも精霊と妖精の違いがはっきりしないな…
実家から、持ち込んだ食材が有るから暫くは平気だけど…
彼等は、特に食事を必要としない…が、甘いものは好む
角砂糖や飴玉が彼らにとっては、収入らしい
既に精霊…いやこの場合は木霊かな?
とりあえず木の精霊さんに許可を得て、追加で建材とは別の木を伐る。
伐った木の皮を落とし、3分割…
此れが頭部で、こっちは脚と腕にしよう。
もう一本からは胴体を…
暇そうに眺めていた木霊は形が見えてくるとはしゃいだ。
「人の子が持ってるヤツ」
あぁ、うん…まぁ確かにそうね…
ゴメン…生前そこそこデカイ球体関節人形持ってた
大きいお友達がアニメやゲームのフィギュア持ってても、否定出来ないのよ
同類だから…
自分にとって、可愛いものは正義
他の人の言う可愛いものが一致すれば仲間だが、そうでなくても攻撃…いや口撃はしない
そう…あの子は私の可愛いヒロインでした。
彩夏ちゃん…一応は乙女ゲームの主人公だったヒロインに、何故か私はのめり込んだ。
ほんと、ふっしぎー