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1ヵ月経ちましたが、たぶんこれからもそうなりますので、よろしくお願いします。

白い空間から抜けた俺は目の前に広がる無骨な城下町を目にした。

早く幼馴染の所に行きたいのだが…そういえばメニューでステータスなどのさまざまな事が見えると

さっきやったチュートリアルにあった。まぁ時間はそれほど時間はかからなかったからこれで良しと思う。

あぁ、もう少しで時間になる、集合は5分前といった言い出しっぺの俺が遅れてどうする。

ともかく目的地は…噴水の傍のベンチ?普通に噴水でよくないかと思うが頭が残念な幼馴染は

そういうのは無理と必ず言う…、メニューにあるMAPを見たら8つくらいベンチがある。

この中から探すのか、5分に間に合うんですかねぇ…?


8つのうちの6つめで騒いでいるプレイヤーがいた。


「やぁ!あれだけ渋ってたのによく来たね!これで私たち、遅刻仲間だね!」

…と騒いでいる女プレイヤーが幼馴染だ。というか落ち着いてほしいんだよなぁ。

「あっ、そうだ。キャラの名前はありすだからね?アリスじゃないよ!よろしくねディール!」

乙女チックな名前を付けるとは、こいつの名前は放送禁止用語とかなのが多かったが今回は珍しくまともだったか…。


「じゃ、行こうか。といってもここら辺にいる敵は私にとっては雑魚だから安心してね?

ついでにボスも倒しちゃおう!」そんな言葉はまったく安心できない、

というのも幼馴染クオリティである。

レベルを上げてそこからボスを倒す、王道的なのをしたかったんだけどなぁ、残念だなぁ…。

まぁ仕方ない。



うん、そうだね。ここは初心者一人だと確実に死ぬね。いったいあいつは何を考えてここにいるんだ?…あぁ、ボス倒しのためだったか。でもさぁ…いかにも初心者向けでなく、しかも

(初心者にとって)

ボスクラスがうようよいるエリアにきたのか。

これがわからない。MAPの名前も間違いなくやばいから逃げたい。だが…


「大丈夫だって!諦めない心が大事なんだって!ほら、がんばれ!がんばれ!

私も手伝うからさ!ほら!」一体どこをがんばれというんだ。


たかがLV1程度の分際でそこら辺にいる武装されたスケルトンを狩るというのか。

武器も防具も何ないくせにどうしろと…お前行くの早すぎてなんも買えんかったぞ、

回復アイテムも何もかもな!なんだこのアホは…少しは考えてほしいんだけどなぁ。このゲームの裏情報とか、こいつの特徴とかさぁ…。名前はエルダースケルトンソルジャーか。名前長すぎじゃないか?

まぁ、当たって砕けろだ。ここでヌボーッとして無駄死にするよりかは遥かにね。


あっという間に負けました。あいつ絶対に許さない…。まぁ手伝ってくれない理由が

「勉強しないと怒られるから先落ちるねー!」というなんとも言えないもので、

しらけてしまったなぁ…どうしてくれんだこれ。


ありすは明日追試と言っていたから今からは手伝えないのは確定だ。さっきログアウトした。

んで、幼馴染の名前は覚えたは良いがフレンド申請を忘れていた…。


リスポーン時に元居た城下町にワープしたとはいえどうにかならないか少し疑問に感じるが…。

まぁ、時間はあるしとことん散策やらしようかな。金はリスポーンしたときに全てなくなったし、

金を集めないと何も買えない。だから町の隅々まで調べる。昔のゲームではその辺に金とか落ちてたからこのゲームでも大丈夫!…だと思う。

だから他のプレイヤーに取られないように素早く隅々と一人でね…。

誰にも邪魔されず、何というか、誰にも取られないように深く端から端まで探さなきゃいけないんだよね、これ。この時間が何だかとても楽しいんだけど……お?なんか気になるものがあるな。

ちょっと調べるか…よし「鑑定」っと…。

これは【愚者】のタロットか?

効果は…っと。

_____________________________________

『愚者のタロット』

Ⅰ正位置…このカードは何のカードにもなれる。※今は使えません。


Ⅱ逆位置…自身に極高確率で混乱が発生。またはパーティに中確率の混乱が発生

_____________________________________


今の時点だとあまり使えないカードだが、逆位置は《悪カード敵付与》で何とでもなるな。使ったら怖いタイプだが…背に腹は代えられない。今のところはこれで頑張るしかないな…一旦疲れたから終わるとするか。ログアウトっと。

誤字・誤植、なんかあったらどうぞ。

ちょっと前のだとVRMMOではなくなるので展開が…なので少し変えました。


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