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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

人ならざる者に、なるかもしれない者の末路

作者: ディ

私に書けと?物語を作れと?……やってみます

初めての小説投稿です、アンチの意見は

いりません、心へこんじゃいますので(笑)

噛まれた、腕を食い千切られた……

「さ、沢木、お、お前……」


私の名前は……いや、もう良いだろう

もうすぐゾンビになるもの、それでいい

よくないが


いきなり世界が終わりつつあるようになり

2ヶ月、逃げ回った、戦った、生き残った者達と


だが、仲間達にもゾンビになるものも居た

取り囲まれ喰われて死んだ者もいる

噛まれた事を隠して、仲間に襲いかかった者もいる


犬が一匹仲間にいる、ゾンビが近付くと仲間の

誰かに頭を押し付けて、ゾンビが来る方向に向かい

唸って教えてくれた、前にゾンビは音に反応する

だから吠えないでくれとお願いした後、そうして

くれた、本当に何度ヤバくなる前に対処出来た

頭の良い子で、気落ちする皆の側により

人良くなつき、誰かしらもみくちゃに

撫でられていた、私か?ずっーーっと撫でて

よく仲間にあきられたり、怒られたりだよ


仲間達と共に、幾度となく助け、幾度も助けられ

生きていた、色々あった…衛生を考え

風呂を用意して、混浴したこともあった

あ!水着着てましたよ!まあ、襲われる事警戒して

戦力均等にと、正直に言うと体洗う時

ガン見しました、水着ずらしてるとこ

ドキドキしました


……皆、言葉は無い、ただすすり泣く声が何人か

私の為に泣いてくれるのだろうか?ならば少し

少しだけ嬉しい、あるいは戦力が減ったことを

嘆いているのか

誰かが言った、人間は死の間際にこそ本質が出ると

私にはまだ解らない、もしかしたら後で

泣きわめくのだろうか?でも誰に、何を言われても

自分自身でさげずむのは嫌だ、去るものは静かに

去るべきだろう


「お世話になりました、飛び道具は良いから

木刀と鉄パイプもらって行きます、ご飯……

一日分だけ分けてください、ゾンビになる前に

少しこの辺りの減らしておきます

皆に武運を……さよなら」


立て籠った百貨店から三時間ほど歩き

駅前広場に1人……最後だから、綺麗な女の子も

わんこも撫で抱き締めしたかった、出来ないですよ

ゾンビの体液触れさせる訳にはいきませんし

有り難う皆、わんこ、可愛かった、沢山仲良く

してくれた、目が潤む、涙がたまる、振り払おうと見上げた空は青…くありません、灰色です


「さあ!私はまだ生きているぞ!私は此処だ!

生者を食らいたいのだろう!とっとと来い!!

さ迷う者ども!!!」


こんな大声、正気の沙汰ではなく、視界にぽつぽつ

どんどん、ざわざわ、ずらずら……来すぎ(笑)


「おおおおお!」

一番近くの相手に走り寄り、上段からおもいっきり

木刀を降り下ろす、左の中指から小指の三本

力込め握り、右手は添える、方向指示のみ

鈍い音に水音、一匹崩れ落ちる、次だ、奴等の

間隔がある今が勝機……もう私には無いが


まず捕まれないこと、周囲には気をくばる

転ばないよう、タイミングあわせ頭を砕く

多い時はまず転ばせて分断する

木刀は血に濡れ、砕ける鈍い音に血が広がる赤い

絨毯、辺りは静かに地獄が広がっていった


何度引っ掛かれたか、何度噛まれたか、どの位

時間がたったか、ただ走り回り一匹でも奴等を

ゾンビを多く狩る為に

薄れ行く意識、重い頭、霞みがかる意識

荒くなる息、血でべとついく体に木刀

所々痺れる体、ふらつく体、力が入らなくなる

落ちそうに、飛びそうに、堕ちそうになる、私の心

何故、何故、どうして


嬉しい事、楽しい事も、安らぎも、消える

それでも、まだ私のならば名乗りを上げ闘おう

「ま、だ、だ、た、た、か、え、る」


……なにをしていたんだだっけ、ああ、ゾンビだ

奴等を倒さなくては…って?あれ?走ってる奴も

居る?えーっと走る…まあ、いいか、倒そう

木刀で…無いな何処だ、あーまあいいか噛みつき

やら、首おって倒そう



二人と男と、三人の女がゾンビに追われてる

周囲には数えきれない死体が転がる

ただ頭が無いか、首をおられている

しかし、数が多くしかも周囲には転んで這う

ゾンビもいる、逃亡者は多くの荷物を持ち

リュックもはりつめているせいか、動きが鈍い

「うわっ!」「あーうーあああ」「きゃあ!」


1人の女が、ゾンビに脚を捕まれ倒れ1人の男を

巻き添えにしてしまう

荷物やリュックが邪魔になりのし掛かられてしまう

二人「いって!皆は、いって!」

「嫌だあ、助けてくれえ!」

男と女が叫ぶ、仲間達は行動を躊躇うなか

「うあああ、さまような、眠れ!!!」


1人の男?ゾンビ?が走って二人のもとに向かう

あり得ない早さで、まず男にのし掛からる奴に

サッカーのように頭を、文字道理蹴り飛ばすと

女にのし掛かかるゾンビの腹を蹴り、吹き飛ばす

もがくゾンビの頭を踏み潰す、そして周辺の奴等に脚を四肢を振り回し、転ばせて頭を踏み潰す

頭を踏み潰すくぐもった音、頭の中身が飛び散る

ゾンビを倒している男は血まみれだった

自分達の仲間だった男だ、顔は青く所々噛まれた

跡が中の筋肉すら、見える所もある、だが

仲間だった、少しずれた所はあるが、闘いでは

何度助けられたか、それにあまり声を、荒立て

ない人だった、こんな状況のなのに

取り乱しもせず、1人さっていった

やるせなかった、くるしかった、悲しかった

皆、意気落としていた、ゾンビなら倒さなければ

だが、彼は声を出した、意思伝わる言葉だ

そのために、彼ら彼女達は動けなかった


周辺のゾンビはあらかた倒した、後見える

呆然とし、動かない、立ち上がりもしない女に

のし掛かかり首をねじろうとする

「……ぐっ!が!や、やめて、さ、沢木」

左手を胸におき、右手でねじ切ろうとする

あれ?暖かくないかな?何か喋って居るような……

「さ、沢木、あぐ、正成に殺されるの?

それなら……いいかな、ごめんね正成、」

女は、受け入れるかのように頭に手をのばし

両手撫で始めると、ピタリと動きを止めた


「あれ?生きてますね、迷う者ではありませんね

と言うか……屋代香織さん?何をしてるんです?」

「……正成に殺されそうになってる」

「あ、あ、えっとごめんなさい」

「と言うか、いつまで胸揉んでるの?」

「ごめんなさい!すぐ退きます!」

「てかさ!おかしいだろ!もう一週間だぞ!」

「松田剛さん、生きているようで、何より」

「あいかわらず……ずれてる……」

「藤堂奏さん、ご無事で……しかし一週間……

おかしいですね、一番長くて三日でしたよね?」

「いてて、沢木ありがとな、たすかった、それは

ともかく、そうだな、そんな所だよな

てか心臓動いてる?けっこう見た目酷いけど」

「島崎努さん、いえいえ、無事で何より……はい

動いてるようです、意識も今ははっきりしてますしはて、どういう事でしょうね?お腹少し

空きました、食べ物少しだけ貰えます?」


さて、これから私はどうすべきか?

実験体となり、この状況をひっくり返す切っ掛けか

または、ワクチンか何かもってて切り札か

それとも、ゾンビでは無いが人ならざる者なのか

あるいは、これは、私にくれた

ほんのすこしのおまけの時間なのか

……無性にわんこ撫でたいです


この後、沢木と仲間達はどうなったかは、別のお話




この物語にお付き合い下さった方に感謝を

願わくば魂と心が震えて燃え、少しの笑いを

感じてくだされば幸いです、有り難う(微笑)


え?続き?読みたい人いるんですか?

たぶん無いです(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公のキャラクターが好みでゾンビパニック物なのに、クスッと笑える場面もあり楽しく読めました。 処女作と思えないほど短編として上手く纏まっていたのも良かったと思います。
[良い点] ゾンビもののパニック感と、それでいて普通のゾンビものとはまた違った形の展開が興味をそそられます。 ところどころに見える素敵な描写が、情景を豊かにしていると思います。 映画のトレーラーのよう…
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