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Wing〜天使の聖典〜  作者: 樹羅
★キャラクタープロフィール★
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守るための力6

美夏と早紀はここでアルバイトをしている。今日は二人共、偶然休みだった為に「じゃあ、ここの雛祭りバイキングに行こう」となったらしい。

4人は適当に窓際の席に座り、それからは完全に翔は置き去りにされる形となった。

尋伊は両手にお皿を持ち、皿には苺のショートケーキ、モンブラン、チョコレートケーキ、チーズケーキ等、沢山乗せて来た。


「…尋伊、太るぞ」


翔がそう、ボソッと呟くと尋伊は一瞬、動揺した様だが開き直って、ニコッと微笑む。


「今日だけ!だから大丈夫だよ~!」


翔はとりあえず、コーヒー、ミルクティー、コーラ、ジンジャーエール等ジュースを飲みながら、唯一食べられるチーズケーキを食べて、スマホを弄っていた。


それぞれが思い思いに、スイーツ飲み物等を持って来てさて、席につこう。と言う時。


カラカラン!


入り口の扉の開いた音がした。

そしてウェイトレスの女の子が入って来た客の姿を見た瞬間、表情が凍り付いた。



「オラオラぁ!テメー等死にたく無かったら、そこから動くなよ!動いたらブチ殺してやるゼェ!!」


顔から服からまっ黒、黒ずくめの男が3人入って来た。

それぞれ手には大きな銃らしき物を持っていた。


「オラァ!金だ金!さっさと出しやがれ!」


尋伊と早紀は恐怖で完全に、体が震えてお互いに寄り添って居た。


「…何か、台詞がありきたりだな…」


翔はそんな呑気な事をボソッと呟いて、呆れ顔をした。


「何よ…翼が居ない時にこんな奴が来るとはね…」


美夏は舌打ちをしながら、翔に視線を向けた。


(翔、イケる?)


翔は美夏に黙ってコクリと頷いて見せた。


「よっしゃ!じゃあ行くわよ!」




その言葉を合図に、翔と美夏は席を離れ、入り口の3人組目指して全速力で走る。


「コイツら!死にてぇのか!」


次の瞬間、こちらに向けられた銃口から銃弾が何発も放たれた。

しかし、二人はそれをかわしながら、3人組に突っ込んで行く。


そして。


翔は高く飛び上がり男の首に思いっきり、エルボーを喰らわせた。

その衝撃で、男は後ろに倒れた。


「いっちょ上がりぃ!次っ!」

翔は一人をあっさり倒して、二人目に向かって行く。


一方の美夏は、飛び蹴りを喰らわせる。この男も後ろに倒れ込んだ。


「あと一人!」


そして最後の男一人に、二人で同時に顔面にパンチを喰らわせた。


こんな感じで、強盗3人組はあっさりと倒された。

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