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奇妙な出会い翼編5
一方その頃…先程の少女はと言うと、意識を失い、国帝研究所の敷地内で倒れていた。
「♪♪♪~」
少女の制服のポケットの中に入っていたスマホが、誰かからの着信で鳴り出した。
意識を失っていた少女は、着信音に気付いて意識を取り戻した。
「…あれ。アタシ、こんな所で何してたんだ?…っと着信、着信」
少女は、意識がもうろうとしながらも、急いで着信を受けた。
「もしもし~!翔ちゃん~?今、何処に居るの~?」
翔と呼ばれた少女は、電話の主に返事を返す。
「今、親父の研究所に居るんだけど…」
すると電話越しに向こうから、少し慌てた様に声を張り上げて返事が返ってくる。
「えぇ~?午後の授業、後10分で始まっちゃうよ~!急がなきゃ!学校に入れなくなっちゃうよ~!!」
「…えっ?マジか…!もうそんな時間か…今から急いで親父の所に行く。ダッシュで学校に戻るよ!」
少女は電話の主に急いで、返事を返すと、通話を終わらせた。
大慌てで、走って研究所の中へと滑り込む様に入って行った。




