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異世界魔王降臨  作者: ちゃんちゃか
第一章:国家転覆編
8/26

激突!魔王と勇者

今回やや長いです。キリよくまとまらなかったのです、お許しを。

視点:勇者 アリス・エクレール

 私は勇者の資格を与えられた。強くなりたいとひたすら頑張っていたら、雷の力を貰ったのだ。その日から、私は「雷鳴の勇者」になった。けど。誰も私を勇者としてしか見てくれなかった。誰も私をアリスとして見てくれなかった。両親ですら、勇者として接してきた。

 だから、私は戦い続け、いつか勇者の力なしで、認められるように頑張っている。頑張らないといけない

なのに

「勇者様!早くお逃げを!」

「ダメです勇者様!このデーモンはただのデーモンではありません!」

「でも・・・!」

「いくら勇者様でもこの化け物は・・・グワァァァ!」

 一人、また一人と。私についてきてくれた兵士はデーモンに食われていく。なら、私のするべきことは・・・?

「____ッ!みんな、ごめん!」

 私は走り出した。敵を打ち取るために。


視点:デスペラート

  勇者がそろそろくるかなという頃合になってきたので武器を見分している。俺の手にあるのは、黒い刀身を持つ刀『インテグラル』。無論、この世界に刀などない。だが、俺には異世界の知識・・・の本があり、デーモン属を従える力もある。デーモンの鍛冶師に知恵を与え、試行錯誤の末に作らせたのがこの刀。

 なんでも、『所持者の魔力や精神力に応じて硬さと切れ味が増し、所持者として認めた者にフィットする』らしい(アダマンタイトの性質)。ついでに反射魔法のエンチャント済み。

 魔力精神力偏重の俺にうってつけというわけだ。刀身を少し見分して、鞘に収める。すると、ちょうどそこで扉がバンと開かれる。

「や、やっと見つけたわよ!魔王!」

 そこに立っていたのは勇者・アリス・エクレールだった。

「おやおや、ずいぶん遅かったなあ、勇者さん。」

「うるさい、問答無用よ。ここで死んでもらうわ。」

「出来ると思うならかかってくるといい・・・」

「・・・マニフェスティション!」

 勇者が手を構えると二本の剣が顕れその手に握られる。

「面白い・・・」

 俺はゆっくりと鞘から刀を抜く。

「そんなへんちくりんな武器で勝てると思うの?」

「どうだろうなぁ・・・やってみればわかるだろうよ」

 俺がそう返す、とアリスは俺に向かって剣を構え飛びこんでくる。俺は刀を構え、軽く受け流す。

「くっ、一筋縄じゃいかないか・・・オーバーロード!」

 突如、アリスの体と剣が発光をはじめる。周りにはバチバチと火花を散らしている。

「雷鳴の勇者と呼ばれる所以を見せてあげるわ・・・!」

 まさしく弾丸とでも言うべき速度でアリスは斬りかかってくる。それでも軽く受け流す。

「弱いな・・・この世界では雷鳴は弱者の代名詞か?」

「そんな、ことが、あるか!」

 さらに電気の出力を上げたのか、髪の毛が逆立ち、目は蒼白色に光っている。

「ブリッツストライク!」

 弾丸をも超え、まさしく電撃という速度でアリスは斬りかかってくる。

「そろそろ終わらせるか」

 刀を両手で構え、わき腹から肩口にかけて切り裂く。・・・ように見せかけて魔力の衝撃波を足にぶち込む。

「うぐっ!?」

 そのまま衝撃でアリスを吹っ飛ばす。部屋の一角が崩れたが、まあしようがない。さて、アリスは・・・気を失っているだけだった。

「さてと、とりあえずリースに治療を押し付け・・・?」

 アリスの体には傷一つとしてついていなかった。しかし、確かに気を失っている。・・・ほっぺをむにぃっとやって起きないなんてことはないだろう?

「ステータスは・・・」


アリス・エクレール 17歳

レベル80

HP8796

MP7600

ATK780

DEF670

POW860

DEX600


スキル

勇者Lv9(魔王に対してステータス9倍)

魔法Lv3(上級魔法までの魔法の扱い)

剣聖(剣の扱い)

二刀流(両手に武器を持って戦う)

雷鳴の勇者(雷鳴の力でステータスを5倍にする)

傷病無効(傷、及び病気を無効化)


武器

銘「ブレイブブリッツ」

雷と勇気を宿す一対の刃。お互いがお互いの力を高め合い、凄まじい力を得る。


「なるほど、この傷病無効があるから無傷でダメージを受けるのか。」

 とりあえず、治療とかはリースに丸投げだな。

2時間後。

 俺は自分の部屋でくつろいでいた。そこにドアをノックする音がする。

「魔王様、勇者が目を覚ましました。暴れだしそうだったので杭につないでありますが。」

「そうか」

 勇者はとりあえず余っている一室に放り込んでリースに治療をさせている。

「入るぞぉ」

 部屋に入ると鎖で繋がれたアリスが今にも暴れださんばかりに声を荒げている。

「離せっっっ!離せぇ!」

 鎖がガチャガチャと音を立てている。一応魔法封じの鎖なので、電撃は使えないはず。

「あー・・・ニンベルグ、鎖で繋ぐといろいろめんどくさいな・・・魔法封じだけに限定できないか?」

「御意に。」

 そう言うと、ニンベルグは一欠を残して鎖を切った。一欠でも残れば作動するらしい。鎖が解けると勇者は少しは落ち着いたようだ。

「・・・」

 しかし今度は黙って睨みつけてきている。俺まだ何もしてないよね?すると、ニンベルグが耳打ちしてきた。

「先代の魔王は女を生け捕りにしては慰み者にしていたので仕方ないかと・・・あ、先代を倒したのはこのアリスのようですね」

「なるほど、そういうことか」

 ならば俺がこの場にいるのはまずいんじゃないだろうか。まずは警戒をとかせないと。

「よし、リース。お前に最初の任務をやる。アリスの警戒をなんとかしてくれ。期限は・・・半月、いや一ヶ月でいいか?」

「わ、わかったわ・・・」

 それだけ言って俺はそそくさと出て行く。俺に一切その気がないとはいえ、勇者はあの年では先代の魔王しか知らないだろう。となると、魔王=捕虜を慰み者にするという方程式が埋め込まれているかもしれない。なら、俺はあの場にいるべきではない。

「さっさと取り込んで、魔王復活宣言を王国に持って帰ってもらわねばなあ・・・」

 どうやら、先はまだまだ遠いようだ。先が遠いなら何かしら行動を起こすべきなのだが、それが逆効果、いや勇者に無干渉な方が貢献してるかもしれない。魔王ってのも不便だな。

 そんなことを考えながら部屋に戻る。ニンベルグは勇者の拘束の調節とかでまだ戻っていない。

 部屋に入ると、いつぞやの誘拐女神が当たり前のようにくつろいでいた。こういう時は

「あ、間違えました。」

 そっ閉じに限る。

「待って!お願いだから無視しないで!」

「いやだって、自分の部屋で自分を誘拐した奴がくつろいでたら無視したくなるだろ」

「いいじゃん別に」

 あ、誘拐否定しないのね。ちなみにフレイヤさんの格好はワンピースこそ着ているがいろいろはだけて目に効く毒物と化している。塩素ガスかな。

「とりあえず服を直せ服を。」

「あら、私は美の神よ?私が美しいと思うものが美しいのよ!」

「あーはいそうですね。で、直々に出向いたってことは何か用があるんだろ?」

「そうよ、本題忘れてた。」

 大丈夫かこの神様。

「なんか魔王としてずいぶん暴れてみるたいだし、ポイント制で好きなものを呼び出したりできるようにしてあげたわ!」

「好きなもの・・・?日本のものでもいいのか?」

「そうよ。あなたがイメージできるものは呼び出せるわ。魔王の特権ってやつね。特権は魔王のイメージが深く関わるから、日本によくあった”かんしかめら”があんたには再現できたりするのよ。」

 そう、先ほどの戦いとかで普通に監視モニター使ってたが、よくわからんが使えたから使うって感じで使ってたのだ。一応、スキル;魔王の効果の一つらしいが。

「ん?てことは無人小銃とか果てはA○兵器とかも・・・」

「なんのことかはよくわかんないけど、できるんじゃない?必要なポイントは随時要求されるわ。ポイント見てからキャンセルもできるし、監視カメラ感覚で確認もできるわ。確かあんたの先代は羊皮紙に浮き上がらせていたわね。」

 方法も、本人の認識で変わるようだ。本を取り寄せるときにもPCの画面に近かったが、通販のイメージが強かったのだろうか。

「んで、ポイントってのはどうやったら貯まるんだ?」

「そうねえ、具体的には・・・」

1・魔王の軍勢のいずれか(罠含む)が敵を殺した場合(魔物同士で殺し合っても無駄)

2・敵の捕虜を取る(とっている間は捕虜の重要度に応じて随時ポイント支給)

3・支配地に応じて支給(面積あたりで統一。 大陸統一で一日400万くらいらしい 魔王城+各地の遺跡で結構入るようだ)

4・そのほか、行動により進展があったときはボーナス支給

「こんな感じでポイントは貯まるわ・・・呼称に困るわね。魔王ポイントじゃMPだし・・・」

「じゃあ貢献ポイントでKPはどうだ?」

「いいわね、それ採用で。・・・でKPを使ってうまくやって欲しいのよ。だから、今後魔力無双禁止ね。」

「・・・まあ、そんなうまい話はないか。」

「あ、でも魔物のステータスは魔力依存だから変わらないわね、ステータスで左右されるから。魔物の召喚にもKPは消費するわよ。レベルアップは魔力でもいいことにするわ。そうしないとやりくり難しいでしょうし。」

「とりあえず、若干制限付いたが、便利なことができるようになったということか?」

「そういうことね。」

「じゃあ、帰ってくれ。俺は今からゆっくりするので忙しいんだ。」

「なによ、暇じゃないの。」

「俺がこの部屋でゆっくりしていないと勇者との仲がこじれる。」

「ああ・・・先代がアレだったからねえ・・・ホント、色欲の塊よ、あれは・・・」

 この神にすらこう言わせるのか・・・先代は一体何者なのか・・・

「まあ、私も暇じゃないし、諦めて帰るわよ。お邪魔したわね」

神様はすうっと消えていった。

「ふぅ、やっとやっかいものがいなくなったか。」

 しかし厄介事は増えた。KP制か・・・面倒だな。てか、ダンジョン管理物のよその小説にそっくりだどうしよう。

「まあ、制限なしでポンポンというのは無理な話か。」

さてと、現在の日当は・・・

・敷地面積ボーナス 12万

・捕虜ボーナス    20万

・本日の撃破ボーナス 4万

・進展ボーナス    3万

計29万 現在ポイント:41万

あ、結構あるのかな・・・?・・・グレーターデーモン一体が、3万。結構きついぞ・・・

捕虜と敷地は毎日変わらずとして・・・22万か。ほかの遺跡の殺害収益も出るように一回魔王の支配下に置いて回ろうか・・・?

一日にどれくらい死んでるんだろう?

『全ての遺跡を統合して前日の死亡者は287です。平均は40.1です。最高記録は迷宮の街のヌウォートの63人です』

まあ全部収入にできれば上場かな。

この大陸に遺跡は70ほどあるようだし、ヌウォートという街みたいに遺跡を囲んでる街もあるくらいだ。・・・まあ、死んでもらわないとダメだが。

そういや拠点支配の条件ってなんだ・・・?お、サポートメニューみたいなのが出たぞ。

「えーと、なになに・・・『魔王もしくは魔王軍の幹部(将軍以上)が直接に管理し支配していること』か・・・」

一つ、やりたいことができた。吸血鬼城だ。美人でドSな吸血鬼(真祖)が統べる吸血鬼城・・・悪○城○ラキュラ。

これならロマンも収入も確立できるな。確か昔の亡国のお城が支配地にあったな・・・

吸血鬼は・・・真祖ともなると一人10万するのか・・・あ、でも吸血鬼の弱点つぶししたらノーマルでも真祖よりお高くつくのか。

ノーマルが一人4万。日光とか木の杭とかの弱点潰したらプラス8万で12万。真祖ならデフォ10万で全弱点シャットアウトかつ超強力。よし、真祖で行こう。

なら配下もやらないとな・・・それならレッサーいくらか・・・100いればいいか。今500居るし。・・・にグレーターの名無しを4つつけて、

そこから頑張って増やしてもらおう。収入の三分の二で改造させて・・・お、我ながら良さげなプランができた。

これなら経費は10万プラス先行投資でいけそう。

あれ・・・悪魔系最高位のグレーターが一体3万だよな・・・ドラゴン最高位のデスクリムゾンカイザーは・・・9万。

うそ・・・ドラゴンより高いのか。これはワクワクだな。

なら早速実行・・・だがまずは城の立地を確認。

『既に高位の魔物であるモンゴリアンデスワームやモケーレムベンベ、アークカイザーなどが跋扈する魔境。

 ギルドでの登録ランクは特S。未だに未踏破エリアは多数。 最高階層数12 総部屋数197 総棟数12』

あ、既に天外魔境か。てかアークカイザーってドラゴンの中の上だよな・・・ドラゴンは最下級のワイバーン無印ですら討伐隊が編成されるらしい。(リース情報)

そこに入る命知らずがいるのか・・・?

『実力者には人気のダンジョンで最奥には秘宝があるとされ、あるSランクパーティーが連日向かってるとのこと。』

Sランクしか入れないんじゃ計画が頓挫するわ。いや、そのSランク捕獲してKPにしようかな・・・?

あ、でもSランクって勇者みたいに簡単にしばれるかな。捕獲の定義教えて。

『こちらの意思で意図的にいつでも殺せる状態で生かして勢力圏におくことができれば捕獲とみなします』

計画は進行できそうだな。早速真祖を呼びますかね。

「『いでよ  ヴァンパイアアンセス』」

魔法陣の中から現れたのは超クールなきつい性格のお嬢様・・・ではなく

「ヴァ、ヴァンパイアアンセスでしゅ・・・です・・・よ、よろしくお願いします・・・」

いかにもイジられキャラですオーラ全開の温室お嬢様だった。

「うお、予想外の性格・・・まあいいや、お前は今日からルーツだ。ルーツ・ブラッディクロイツ。」

名前は当然祖先という意味のルーツ。苗字はまあ、気分。たまたまいいのが浮かんだから。

「ふぇ、い、いきなり名前をいただけるのですか?」

「ああ、くれてやる。」

命名にKPがいらないのは不思議だが、魔物側にそれ相応のステータスがいるようだ。

有象無象のレッサーでは足りなかった。なかなかに面倒。

ちなみにスキルで上昇した分でも行けるようだ。下がるとどうなるかはわからないが。だってニンベルグしか該当していないし。ニンベルグの忠誠Lv9が解けるとは思わないし。・・・まあ、ニンベルグも今じゃ魔王軍最強レベルなんですがね・・・。

「さて、ステータスは・・・」


ルーツ・ブラッディクロイツ(ヴァンパイアアンセス) 0歳 ♀

レベル1

HP-(不死のため該当せず)

MP340000

ATK6700

DEF-(不死のため該当せず)

INT6700

POW120000

DEX9800


スキル

名前持ち(ステータスを1.5倍、スキルの効能を2倍にする)

種族弱点無効(吸血鬼固有の弱点を無効化)

不死(真祖ゆえ不死身である)

魔法Lv9(ありとあらゆる魔法の扱い)

吸血鬼Lv9(血を吸うとステータスが9倍になる。持続時間は腹持ち次第。自分のレベルに応じて持続力上昇)

伯爵(剣、弓、槍の扱い)

真祖(ヴァンパイア系の召喚を行える。最速で1分に一人である。弱点のオプションは運)

蝙蝠転換(体をコウモリに変えられる)

転移(自分の所有する城の中なら自由にワープできる)

魔法Lv6(王宮魔術師並みの魔法の使い手)

剣術「天明流」Lv9(天明流剣術の剣聖にも匹敵する実力)


武器

魔剣「ノスフェラトゥ」

十字架状の核から魔力の刃を形成し使用する魔剣。

赤い血潮のような見た目になる。十字架の時は銀色だが、磨き上げた真鍮製である。

非常に軽く、扱いやすい。


うお、すげえチート。レベル1にしてほぼ最高戦力。まあ、ニンベルグは27倍するからそうは抜かれないか。

いや血を吸わせればこいつも27倍か・・・怖ッ!その上完全不死身ですよ、7回刺したくらいじゃ死にませんよこりゃ・・・

ニンベルグに後で魔力吸わせないとな・・・。

「あ、あのご主人様・・・?私は一体どうしたら・・・」

「俺は魔王だ。魔王様と呼べ。」

「はい、魔王様。それで私は・・・」

「お前には城を管理してもらう。」

「ふぇっ、そんなお仕事私がしていいんですか・・・?」

「ああ、むしろそのために呼んだんだからな。その城にはもう特Aクラスの魔物が跋扈しているが仲良くやってくれ。」

「は、はい分かりました・・・」

「それからダンジョン改装ようにKPを・・・8万。」

 残り24万だが、まああとでSランクパーティを絞るのだ。これくらいはね。

 ちなみに最強のトラップ『スポーン:グレーターデーモン』が15万するのでまあ、半分くらいでいいかなという価格設定です。なぜかドラゴン系のスポーンはないようだ。ドラゴンは生まれ方が特殊なのだろうか。リースなら知ってるかな。

 どうやら、スポーン系のトラップは内容物の5倍の価格らしい。

「それからこいつらがお前の手勢だ。」

 あらかじめ選定しておいたグレーターとレッサーを呼び出す。

「え、えええ・・・こ、こんなにいいんですか?」

「構わん、俺が指定した目標さえ確保してくれればそれで。」

「はい、私、名前持ちに恥じないように頑張ります。」

「とりあえずうちの幹部に挨拶させてから送るから、夕餉は一緒にな。・・・あ、血じゃないとダメか?」

「い、いえ。コーヒーとか紅茶に近い感覚なので、嗜好品でしょうか。食事は普通の人間用のものを食べます。」

「そうかわかった。じゃあ、この部屋を出て右に三つ目にある部屋がお前の部屋だ。自由に使っていいぞ。」

「は、はい。ありがとうございます。」

 ルーツはパタパタと出て行った。

「これで収入が入るようなるといいなあ・・・あ、仲間にしたら捕虜扱いなくなるの?」

『いいえ、捕虜の定義が崩れることがない限りポイントは入ります、たとえ夫婦となってもです』

 ならよかった。勇者を取り込んでKPが入らないんじゃきついものがあるな。これから本拠地の魔王城と魔王城がある島を大改造するのだから。

 セントリーガンとかあるいみお掃除ロボットとかフルオートトーチカとかな・・・ふふふ、夢が膨らむぜ・・・。あと日用品とか揃えたいし。そろそろゲームが恋しい。・・・一応モ○ハンと3○sはあるんだけどね。電気がないからなあ・・・あ、アリスのアレは・・・直流だよなあ・・・

「さてと、勇者も吸血鬼もうまくいくといいなあ」

 俺は知らない。どっちもこちらの手勢があっちと仲良くなってあっさり上手くいくことを。


激突とは言ったが、激闘とは誰も言ってない。(キリッ

なぜ主人公がこんなに強いのかは、後々の番外編で明らかにしていきたいと思います。

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