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私は今小さな可愛いカバさんを抱えながら寝ているライオンの前を抜き足差し足ながら通り過ぎようと試みている。



グルッと唸ったかと思ったら、ライオンが向こうを向いたまま立ち上がった。

そして辺りを詮索し始めたがまだ見つかっていない。



こういう時ダッシュすると食われるとよく聞くので、かなり固まった状態。

しかし私以外にもたくさん人がいてライオンはまだ狙いをつけていなかった。




私はゆっくり再び歩き出し、死角に隠れることに成功した。





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