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ぽのの日常  作者: 秋野PONO(ぽの)


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3/3

夜な夜なキノコを炒めるぽの

 キノコが好きで好きでたまらない人の話ではありません。

 むしろ、キノコは嫌いです。

 だってあいつらなんかぐわしぐわししてるんだもん。

 ぽの、歯が弱いから繊維のものは基本苦手。


 ではなぜキノコを夜な夜な炒めているのか。

 そりゃもうあなた、健康のためですよ。

 きのこが脂肪肝に効くよって知った瞬間からぽのは永遠にきのこを朝ごはんに食べてます。

 念のため言っとくと脂肪肝は私ではなく旦那なのだ。

 ぽのの肝臓は超絶健康タイプで、どれだけお酒さんを入れても消耗しない魔法の箱なのですよって。


 ということで、ぽの家では、朝ごはんに野菜スープを出していて、その中に、きのこ炒めたやつ必ず出てくるのです。きのこ炒めたやつ、必須食材なのです。

 ぽの一家朝ごはん材料

  なんか適当なパン 適量

  なんか適当な卵料理 適量

  野菜スープ (適当な生野菜と適当な茹で野菜ときのこ) 適量

 で成り立っております、ぽの一家の朝ごはん。


 それはともかく、きのこを炒めるのなんて簡単でしょう?

 いやいや、きのこについてわかってませんね?そこのあなた?

 あいつら、結構難儀食材よ?

 まず、中途半端な炒め時間だと、後々水が出てきて長期保存(3日程度)に全く向かんのですよ。

 なので基本はじっくり炒めます。最初は強火、動かさない、焦げ目がついたら中~弱火でじっくり。このとききのこから白い煙が出ている間はまだまだ炒め時なのです。このとき彼等はサウナに入ってるようなもんです。つまりまだ余裕です。

 ここからひたすらじっくり炒め始めると、彼等は徐々に、「自分達はサウナじゃなくて地獄の窯の底にいたんだ」ってことに気づくのです。趣深いね。


 でもまだまだ炒めます。徐々に彼等は地獄の窯じゃなくてミイラ作成現場にいたことに気づくでしょう。

 そう、からっからの干しきのこのような様相になるまでひたすらひたすら炒めます。


 もう白い煙はでません。香ばしいにおい、当初の10分の一くらいになったんじゃないかっていうほどの縮み具合、この辺が「できたよ」の合図です。


 でもここで終わりじゃないです。

 そう、味付けね。基本なんにでもあうように薄味なんだけど、一回とちくるって「無味」にしたら……もう、まっずいまずい、薄ーくでも塩とかはつけた方がいいです。あと忘れてたけど炒めるときの油は多め。

 健康のためなら無脂、無塩がいいんだけど、続かんのです。無理しすぎると。


 そんな感じで絶妙な味付けをされたやつら――きのこは大切にタッパに入れられ3日程度保存されます。

 

 そして朝ごはんのみならず昼ご飯にも登場します。

 ちょっとしたサラダに、丼に、みそ汁に、容赦なく炒めきのこを入れます。


 なんにでも合う万能食材ですよあいつら。

 ぽのは毎回思います。

「おいしく無いなぁ」

「飽きたなぁ」

「えぐっ」

 

 ……あれ?全然万能じゃない。

 でもでも、不思議なんですが、「おいしくないあいつら」がいることでほかの食材がおいしいって思えるし、映えるんですよ。

 あと圧倒的に健康的な生活をしてる気分に浸れます。


 今日も朝から食卓に乗せます。

 ぽの、大きいしめじは嫌いだから発見したら旦那の皿に入れます。

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― 新着の感想 ―
苦手なキノコを健気に炒めるぽのさん……(*´艸`*) すごい律儀だしえらいよ、えらい。 ここまでしてたら大きいしめじをそっと自分のとこからのけるくらい許されると思うw
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