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おかしな収束  作者: 三毛猫ジョーラ


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伝書鳩


 ある日突然、全世界でインターネットが使えなくなった。ネットだけではなく電話に無線、果てはモールス信号までありとあらゆる電波を使った連絡手段が無くなった。

 

 もちろんテレビやラジオも機能せず、情報という今や人間社会になくてはならないものが急速に失われていった。



 残された情報伝達方法は前時代的なものばかり。新聞や拡声器を使った放送。手紙や伝書鳩、挙句の果てには狼煙や手旗信号など、人々はなんとか現状を維持させようともがいた。



 だが当然のように訪れたのは治安の悪化。いたる所で略奪、犯罪が頻発し社会は荒れる。通報しようにもその手段がない。警察はおろか救急車だって呼べはしない。



 監視の目がなくなった人類はやがて世界各地で戦争を起こし、秩序や平和は消え失せる。人々は殺し合い大地は荒れ果て、築き上げた人間の栄華はいとも簡単に崩れ落ちた。



 人間に支配されていた地球は少しずつ原始へと回帰する。緑が溢れ、水を、空気を浄化させていく。


 

 澄み切った青空には、人の手によって急速に数を増やした鳩たちが自由を謳歌するように飛んでいた。






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