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⭕ 瀕死の鬼人


 地面にうつぶせの状態で倒れている1人の右肩のうえに、づるさんは右足を乗せて身体からだをユサユサと揺らしている。

 づるさんっ、足を使わなくても弓でとか方法は有るよ!

 喉まで掛かっているのに言えないオレは、チキン(腰抜け)野郎だ。


マオ:厳蒔磨絽

づるさん、どんな感じ? 」


厳蒔弓弦

かろうじて息はしているな。

  だが、身体からだを動かすほどの体力は残っていないようだ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 虫の息って事だね。

  そっちの人は? 」


厳蒔弓弦

「 ………………残念だが息絶えている。

  あの程度の技で、このざまとはな。

  拍子抜けもところだ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 威力がヤバかったんだね 」


分身体:ミニマムキーノ

「 2体を回収しますエリ 」


厳蒔弓弦

「 あぁ、頼む。

  マオの為にも徹底的に調べあげてくれ 」


分身体:ミニマムキーノ

「 勿論ですエリ。

  お任せくださいエリ。

  セロフィート様が作られた強力な自白剤を使えば、簡単にゲロってくれますエリ★ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 虫の息だから、死なないていほど(ほど)にな? 」 


分身体:ミニマムキーノ

「 心得ていますエリ 」


 ミニマムキーノはかさの中に2ぐみれて回収した。

 ほんとうに心得てくれるのか怪しい……。

 キノコンは創造主ゴディオールのセロに感化され過ぎてるから不安しかない。


厳蒔弓弦

「 そろそろ《 げんじの屋敷 》に帰るとするか 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そ…そうだね…… 」


 そんなこんなで、ミニマムキーノを頭のうえに乗せたオレは、づるさんとともに《 げんじの屋敷 》をして歩きした。






──*──*──*── 屋根の上


???

「 おい、今のを見たか!! 」


???

「 あぁ…………凄まじい威力だった。

  退魔師がアレほどまでに強いとはな。

  完全に予想がいだ 」


???

われが最強の結界師が作る結界をやぶるのも驚きだぞ 」


???

「 とんでもない脅威だ。

  あの2人が、あぁも簡単にられてしまうとは── 」


???

「 これは戻って “ 親方様 ” へ報告をしなければなるまい 」


???

「 陰陽師りより、退魔師りに変更したほういかも知れないわね 」


???

「 2人の仇を討ちてぇよ!! 」


???

ずは “ 親方様 ” へ報告だ。

  単独行動は許さん。

  “ 親方様 ” の指示をあおいで動くんだ 」


 屋根のうえに人影が4つ。

 会話を終えた人影は器用に屋根のうえを飛び越えながら、≪ 平安京 ≫から離れて行った。






──*──*──*── 厳蒔屋敷


 《 げんじの屋敷 》に到着した(げんじの)(まお)げんじのづるは、もんくぐって敷地ないはいる。

 げんじのづるは内心、複雑な心境だった。

 なにせ、同種族かも知れないものにも弱かったからだ。


 ようけつてんけつにんけつが体内を流れている特殊な身体からだで有る事──。

 ≪ エルゼシア大陸 ≫のしんの持ちぬしである〈 コウ 〉のまれ変わりであるマオの眷属となった事も関係している事──。

 などが関係している事も有るだろうが、いくなんでも差が有り過ぎるのではないか──と思っていた。


厳蒔弓弦

「( あのていの強さならば、転身しなくても倒せるか──。

   マオにあだなす敵となるなら、ためらわわずに討伐する迄だ。

   仲間を失った事で、どう動くのか様子見か── )」


マオ:厳蒔磨絽

「 シュンシュンは大丈夫かな?

  セロに能力ちからを封じられてるから心配だよ…… 」


厳蒔弓弦

「 結界の中にじ込められなければ大丈夫だろう。

  霄囹も戦闘には慣れているんだ。

  用心の為にびとと式神を召喚して移動している筈だ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだよね?

  シュンシュンって抜け目ないもんな。

  ストーカーをフルボッコして財布からカネとカードるいを奪って小遣い稼ぎするシュンシュンだし! 」


 シュンシュンいわく、ストーカーは警察に逮捕されないだけで、立派な犯罪者らしい。

 ストーカー(犯罪者)からカネを奪っても “ 犯罪にならない ” と本気で公言してるくらいだ。

 シュンシュンのほうが犯罪者よりなんびゃくばいあくにんなのにな!


厳蒔弓弦

しょうれいをしているのか…… 」


マオ:厳蒔磨絽

「 今のシュンシュンはセロに尻尾を振って従順だけど、もと(もと)のシュンシュンはわるものだよ。

  仕方無いのかも 」


厳蒔弓弦

なにはともあれ、しょうれいの心配は1番しなくてい事だ。

  気にする事はない 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そう……だよね。

  シュンシュンの事を過小評価してたかも知れないね。

  主人あるじなのに眷属の実力を信じられないなんて……駄目だね……。

  オレ……過保護になってたかも── 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  しょうれいなら突き放しても勝手に寄ってるタイプだ。

  マオを “ さい呼ばわり ” しているぐらいだからな 」


マオ:厳蒔磨絽

「 え゛っ……知ってたの?! 」


厳蒔弓弦

おおごえで言っていればいやでも聞こえる 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ははは……。

  突き放す──かぁ……。

  考えてみるよ 」


 オレ、にかシュンシュンの事をほんとうに “ 友達 ” として認識してたみたいだ。

 初めは敵対していたシュンシュンを “ 友達 ” だなんて、とんでもない錯覚をしてた。

 だけど、背丈が近いから親近感がいてしまうのは、オレの所為じゃないと思いたい。


 こん温泉にはいってから休もうと思う。

 早速、[ 脱衣室 ]にちょっこうだ!

 そのまえづるさんにもこえを掛けよっと。


マオ:厳蒔磨絽

づるさん、今から温泉にはいりに行くんだけど、づるさんも一緒に行かない? 」


厳蒔弓弦

「 誘ってくれて嬉しいが、済まない。

  温泉にはいまえに済ませておきたい用事が有るんだ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 用事?

  それなら仕方無いよね。

  づるさん、明日あしたも宜しくね。

  おやすみ 」


厳蒔弓弦

「 おやすみ、マオ。

  またにな 」


 づるさんは、オレの頭を軽くポンポンすると、近くにキーノ(分身体)に向かって歩いて行った。

 キーノ(分身体)に用事が有るのかな?

 もしかしたら、さっき回収した2ぐみの事かも知れないな。


 キーノ(分身体)ともづるさんの姿が去って行く。

 あっ──、もしかしたら…………≪ キノコン王国 ≫にる祖父のじょうじんの無事を確認したいのかも知れない。

 なんかんだ遭ったけど、祖父な訳だし心配になったのか??


 オレは1人で[ 脱衣室 ]へ向かって歩きした。

◎ 加筆しました。

  ほんとうに心得てくれるのか怪しい……。

  キノコンは創造主ゴディオールのセロに感化され過ぎてるから不安しかない。

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