表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/33

⭕ 呪詛の解呪


──*──*──*── 3日目


──*──*──*── 内裏


 当初の予定どおり、づるさんは多面打ちで(天皇)と第1皇子の相手をしてくれる。

 そのあいだげんさんとオレは、第2皇子ことじろの案内で、ひめさまの部屋へ向かう。

 今回はコソコソじゃなくて、どう(どう)と向かった。


──*──*──*── 第1皇女の自室


第2皇子:孳

あねさまぁ!

  会いにたよぉ~~ 」 


第1皇女:姫様

じろ──。

  まおてくれたのか 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん!

  今日きょうは陰陽師のげんさんも一緒だよ。

  (模様)の絵も見てもらったんだ! 」


獅聖幻夢

「 初めまして、第1皇女様。

  陰陽師のせいげんです。

  貴女の身体からだている(模様)の事を伝えにました 」


第1皇女:姫様

「 ──!!

  やはりじゅなのか! 」


獅聖幻夢

「 落ち着いてください。

  第1皇女様の身体からだている(模様)は、じゅでは有りません 」


第1皇女:姫様

じゅではないのか?

  ほんとうか!? 」


獅聖幻夢

「 不安に思われていたようですね。

  安心してください。

  その(模様)じゅから第1皇女様をまもる為のじゅこんもんです。

  わるいモノでは有りませんからね 」


第2皇子:孳

じゅからまもってくれる??

  でも、これの所為であねさまは歩けないんだぞ!! 」


 ひぇっ!!

 げんさんに乱暴な言葉を~~~~!!

 これが恐い者なしのこうぞくパワーかぁ~~~~。


獅聖幻夢

じゅちがいなく掛けられていますよ 」


第2皇子:孳

「 へ?? 」


第1皇女:姫様

「 なんじゃと?! 」


獅聖幻夢

いのちに関わるじゅですよ。

  そのじゅじゅこんもんの効果で弱まっています。

  歩けないていで済んでいます 」 


第1皇女:姫様

「 そ…そうなのか?

  歩けぬのはあざの所為ではないのだな…… 」


第2皇子:孳

「 っ──。

  一体誰があねさまじゅを── 」


獅聖幻夢

じゅっちゅうはっ貴族ですよ、第2皇子様。

  平民は陰陽師エリートに依頼は出来ませんからね。

  じゅに依頼が出来るのは貴族だけです 」


第1皇女:姫様

「 ………………貴族か…… 」


獅聖幻夢

「 残念ですが、私は第1皇女にじゅを掛ける依頼をした犯人を見付けす事は出来ません。

  ですが、じゅかいじゅする為に、じゅじゅを返還する事は出来ます 」


第2皇子:孳

「 そんな事が出来るのか!

  あねさま

  頼んでみようよ!

  じゅ、消してもらおうよ!! 」


第1皇女:姫様

「 ………………じゅを返還したあとじゅは……どうなるのだ? 」


獅聖幻夢

「 死にますよ。

  私のじゅがえしは特殊ですからね。

  おや、自分にじゅを掛けた顔も知らないじゅの心配をしますか?

  第1皇女はひとしですか? 」


第1皇女:姫様

「 ………………死なせん事は出来ぬのか? 」


獅聖幻夢

「 無理ですよ。

  じゅは定期的に第1皇女様へじゅを掛けています。

  じゅが死ななければ、第1皇女様に掛けられているじゅかいじゅは出来ませんよ。

  このままじゅを掛けられ続け、歩けぬまま人生を終えますか? 」


第1皇女:姫様

「 それは………… 」


第2皇子:孳

あねさまぁ!

  あねさまじゅを掛け続けるじゅなんかわるい奴に決まってるよ!!

  じゅが消えれば、あねさまは自由に歩けるようになるんだからさぁ!! 」


獅聖幻夢

「 第1皇女様が拒否されても、私は貴女に掛けられたじゅかいじゅする為にじゅがえしを決行しますよ。

  その為に訪問したのですらね 」


 そう言ったげんさんはぎぬそでからじゅを取りすと、ひめさまの両手首と両足首にじゅめる。

 そのあとげんさんはむずかしい言葉を唱え始めた。

 ゴリゴリのこくだと思うけど、オレにはまったく分からない。


 ひめさまの周囲がオレンジいろひかり始める。

 陰陽陣が発動したみたいだ。

 ひめさまの周りから黒いもやが浮かびがってた!


マオ:厳蒔磨絽

「 黒いもやた!?

  なんコレぇ!! 」


獅聖幻夢

じゅおんれいまれます 」


マオ:厳蒔磨絽

じゅおんれい……。

  じゅを使って作る奴か…。

  げんさんが唱えていたむずかしい言葉は? 」


獅聖幻夢

「 闇呪術で使う言葉です。

  特殊なじゅもんですから、マオ殿だけではなく、陰陽師にも分かりませんよ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そ…そうなんだ── 」


第2皇子:孳

「 黒いもやが消えたぞ!! 」


獅聖幻夢

じゅの元へ向かいました。

  これでじゅが死ねば、第1皇女様に掛けられているじゅかいじゅされますよ 」


第2皇子:孳

ほんじゅが死ねば、あねさまに掛けられているじゅは消えるんだな?

  あねさまは歩けるようになるんだな? 」


獅聖幻夢

「 今迄、寝たきりで立てなかった者が、歩けるようになる訳ないでしょう。

  ずはおとろえた筋肉を鍛えなさい。

  動かせるように小まめなマッサージも忘れないようにしなさい。

  けっして無理はしない事です 」


ミニマムキーノ

「 それなら問題無いですエリ。

  ボクが毎日、両脚のマッサージをしていますエリ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ミニマムキーノがてくれたら、絶対に無理はさせないから安心だな! 」


ミニマムキーノ

「 お任せくださいませエリ 」


 ミニマムキーノは笑顔でビシッと敬礼してくれる。

 可愛いなぁ~~♥️

 きっとひめさまもミニマムキーノに毎日、いやされているんだろうな。


マオ:厳蒔磨絽

「 取り敢えず、じゅ問題は解決かな?

  あとは、ひめさまじゅを掛けるように依頼をした()()を見付けせたらいんだけどな……。

  ミニマムキーノ、なんとかならないか? 」


ミニマムキーノ

「 ボクには出来ませんエリ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そっか…………そうだよな。

  そう都合くは行かないよな…… 」


 ミニマムキーノがかコッソリと折り畳んだ紙を渡してる。

 「 ぎっしゃの中で読め 」って事かな?

 ミニマムキーノの目を見ながらうなずいて紙を貰っとく。


獅聖幻夢

じゅはずしますね。

  またじゅが掛けられた場合、自然にじゅこんもん身体からだに浮かびがります。

  じゅの効果を弱める為の(模様)ですから、不安に思わないでくださいね 」


 げんさんはひめさまの両手首,両足首からじゅはずしながら説明してくれる。


マオ:厳蒔磨絽

げんさん、なんじゅこんもん身体からだに浮かびがったりするの? 」


獅聖幻夢

てんにょの血を受け継いだ女子おなごだからですよ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 え?

  てんにょの血を受け継いでるのが原因って事なの? 」


獅聖幻夢

身体からだそなわっている防衛本能ですから、恐がる必要はないのです。

  (天皇)むすめならば、とつさきすでに決まっているのでは有りませんか?

  もしかしたら、第1皇女様がとつさきの相手に強い想いを寄せているかの姫様が、第1皇女様をねたみ、呪詛の依頼を頼んだのかも知れませんよ。

  邪魔者を排除するならば、じゅを使いじょ(じょ)すいじゃくするやまいに見せ掛け、のろころしてしまうのが手っ取りばやいですからね。

  依頼をした事が知られなければ、自分が手をくだす事なく、邪魔者を亡き者と出来るのですから──。

  じゅも使いようです 」


マオ:厳蒔磨絽

こいがたきのろうなんて、“ 貴族あるある ” だよな~~。

  ひめさまは相手を知らなくても、相手はひめさまを知ってるって事か。

  ちなみにひめさまとつぐ予定の貴族って? 」


第2皇子:孳

「 《 たかつのはら 》だよ。

  あねさまの夫候補は《 貴族院 》の女子おなご達からぜつだいにんの有る── “ ひかるきみ ” って呼ばれてる奴だよ!

  “ ひかるきみ ” に叶わぬ恋をする姫達がじゅに頼るなんて、ほんに有りそうな例えだから恐いよ!! 」


獅聖幻夢

「 “ ひかるきみ ” ですか。

  選ばれた相手がわるかったですね。

  しかし、《 たかつのはら 》ならば、没落する心配は無いですよ。

  嫁ぎさきとしては優良物件です 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そっか……平安貴族達も政略結婚させられるんだよな…… 」


 一寸ちょっと平安貴族のひめさま達がびんに思えてちゃったな。

 家と家を繋ぐ為の婚姻に道具として使われるんだもんな。

 《 たかつのはら 》にとついだひめさまが幸せな人生を送ってくれたらいんだけど──。


 ひめさまの護衛けんお世話はミニマムキーノに任せて、げんさんとオレはひめさまの部屋をて[ だい ]へ戻る事にした。

 じろひめさまの部屋に残るみたいだ。

 ひめさまじろ,ミニマムキーノに見送られながら、部屋をて廊下を歩く。

◎ 訂正しました。

  こいがた ─→ こいがたき

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ