✒ キギナの野望 2
──*──*──*── キギナの部屋
キギナ:厳蒔喜姫
「 弓弦って見た目的にはネコよりタチって感じがするのよね。
萬年ネコのマオから見て、弓弦はどう見えるの? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 嫌な言い方するなよ……。
弓弦さんは──掘られるよりは掘る方かな?? 」
夜這いに遭って寝込みを襲われそうになった事は、キギナに言わない方が良いよな。
未遂だったとは言え、弓弦さんがネコにされてしまうかも知れない。
男に押し倒されてヤンヤンされる弓弦さんの姿なんて想像したくもないからなっ!!
キギナ:厳蒔喜姫
「 外見的には性犯罪者──加害者って事ね~~ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 言い方に配慮してくれよ 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 イメージし易い方が良いでしょ。
霄囹に関してだけど、幼少期と少年期はネコ設定にしてるの。
犯される被害者よ。
青年期になるとタチを経験する様になるわ。
ネコとタチの両方イケる設定にしてるの。
成年期になるとネコから卒業してタチしかしない設定にしたわ。
どっちもイケるキャラとして重宝してくれてるのよね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 シュンシュンには聞かせられない内容だな……。
でもシュンシュンは男も女も両方イケるみたいだからなぁ…… 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 バイセクシャルってヤツね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ばい……?? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 両刀使いの事よ。
同性でも異性でも恋愛対象になるの。
簡単に言えばね、人類は全員バイセクシャルの可能性を秘めているのよ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 はあ……?? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 ≪ 日本国 ≫では人生100年の時代でしょ。
100年も生きてりゃ、人生も色々よ。
一寸先は闇──。
誰にも自分の未来を予想なんて出来ないわ。
例え、超能力で未来が見えたとしても、それは1つの可能性の未来だから、必ずしも見えた未来を迎えるとは限らない。
生きてる間に色んな選択をして、毎日を生き抜くんだもの当たり前よね。
今は異性が恋愛対象の男女も、選択次第で同性が恋愛対象になっているかも知れないわ。
今は同性が恋愛対象の男女も、選択次第で異性が恋愛対象に変わっていて、結婚して幸せな家庭を築いているかも知れないの。
誰にも予想が出来ない可能性の未来が、誰にでも等しく訪れる可能性が有るって事よ。
あくまでも “ 可能性 ” の話だから恋愛対象がずっと変わらない可能性も有るわよ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ……………………えと……つまりは?? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 まぁ、簡単に言えばね、切っ掛けさえ有れば、誰もが被害者になるし、加害者にもなる──って事よ。
人生の選択を軽く考えたら駄目って事よ。
自分が目指したい未来を見据えて、求めて選択するの。
運命は変えられるんだから、より良い未来を求めて生きなくちゃ。
大事な自分の人生を他人任せにしないで、自分の意志で、自分の手で切り開いて前へ進まないとね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 キギナがまともっぽい事を言ってる!? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 失礼よ、マオ!
私はネコの弓弦も見たいのよねぇ~~。
今は保留ね。
玄武は………………ネコね。
幻夢は絶対にサイコパスなタチだと思うのよ!
ベルトで縛ったり、縄で縛ったり、蝋燭を垂らして、鞭で打ったりね!! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 何で玄武さんは即答でネコなんだ?
タチじゃないのか?
オレは玄武さんもタチだと思うんだけど── 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 全員がタチだと物語が進まないでしょ。
物語を盛り上げる為にはね、意外性なネコが必要なのよ。
読者にタチだと思わせといて、ネコでした──って展開はね、意外と萌えるのよぉ~~ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ………………でも……玄武さんはネコより断然タチだと思う……。
男に押し倒される玄武さんの想像だって出来な── 」
オレは思わず言葉を濁した。
玄武さんはタチだと思うけど──、少女の姿のシュンシュンが玄武さんを夜這いして寝込みを襲った事が遭った!!
未遂だったけど、夜這いされた弓弦さんと御揃いなんだよな……。
ネコな玄武さんも弓弦さんと同様に想像したくないよ……。
女性に対してはタチな玄武さんと弓弦さんも男が相手だとネコになる──なんて、何か凄く嫌だぁぁぁぁぁあああああああ!!!!
そんなの受け入れられないよっ!!
キギナ:厳蒔喜姫
「 一寸ぉ~~。
勘違いしないでよ、あくまでも4人はモデルだからね。
そのままキャラとして使う訳じゃないんだから 」
マオ:厳蒔磨絽
「 う…うん……。
そう……だよな?
4人のソックリさんが、ヤンヤンするんだもんな??
落ち着け、オレ! 」
自分に言い聞かせて、深呼吸を繰り返す。
キギナが描くのは、4人をモデルにしたソックリさんのキャラクターだ。
取り乱す事なんて無いんだ……。
マオ:厳蒔磨絽
「 幻夢さんは本当にタチなのかな?
ネコな幻夢さんの想像も出来ないけど…… 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 幻夢はセロフィートと同様にサイコパスなサディストよ!!
ネコは有り得ないわね。
退魔師は弓弦として、陰陽師を誰にもしようかしら?
陰陽師は3人居るのよね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 シュンシュン,幻夢さん,玄武さんだよな。
シュンシュンには幼少期,少年期,青年期,成年期の4つが有るんだよな?
シュンシュンにするなら幼少期と少年期は無しだよな? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 13,14歳ならギリ少年期でイケるわよ。
15歳 ~ 17歳の青年期が良いかしらね?
20代後半 ~30代前半の成年期でも良いわねぇ。
実際に玄武は27歳くらい,弓弦は24歳くらいなんでしょ?
幻夢は幾つなのかしら? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 幻夢さんは──。
そう言えば年齢を聞いた事なかったかも。
セロは21歳で通してるけど……。
想像になるけど…20代前半なんじゃないかな?
若いから30代では無いと思うし 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 20代前半 ~ 20代後半って事ね。
萌える年齢層だわぁ~~。
霄囹 × 弓弦のバディ,玄武 × 弓弦のバディ,幻夢 × 弓弦のバディ──何れを選んでも絵になるのよねぇ~~。
迷っちゃうわぁ~~(////)」
マオ:厳蒔磨絽
「 少年期のシュンシュン × 弓弦さんのバディなら、少年陰陽師と成年退魔師が事件の解決に奮闘する事になるよな。
それってさ、今の弓弦さんとオレみたいな感じじゃんか。
弓弦さんがロリコンになっちゃう可能性が有るから、少年期のシュンシュンは無しにしてほしいな…… 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 そう?
ロリコンな弓弦も女性に受けそうだけど……まぁ、良いわ。
此処はマオの顔を立てて青年期の霄囹にしてあげる 」
マオ:厳蒔磨絽
「 有り難な、キギナ! 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 27歳の陰陽師 × 24歳の退魔師,年齢不詳の陰陽師 × 24歳の退魔師,青年陰陽師 × 24歳の退魔師──。
相性の悪い2人が、困難と苦難を乗り越え愛に辿り着く── 」
マオ:厳蒔磨絽
「 困難と苦難じゃなくて、真相が解明されて行くんだろ? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 分かってないわね、マオ!
困難と苦難を乗り越えて真相の解明に近付くのよ!!
妖怪退治だって入れるんだから!!
迫力の有る戦闘シーンも見せ場なのよ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 そ…そうなんだ…… 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 妖怪との戦闘が終わった後は、互いの無事を確かめ合うように──互いの身体を求め合うのぉ~~♥️
そして2人は…めくるめく禁断の扉を開け放つのよぉ~~!!
互いの熱い吐息を感じながら、見つめ合う2人が激しく愛し合う色っぽくも官能な喘ぎ声が静かな夜に響くのよぉ~~~~♥️ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 キギナ、キギナ、キギナ──。
取り敢えず、鼻血を拭こう。
──な? 」
キギナ:厳蒔喜姫
「 トリップしちゃったわ(////)
抱き合い、互いを激しく求め合う男同士の絡み合い──尊くて萌えるわ!! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 鼻血を出しながら言うなよ…… 」
オレはキギナにハンカチを差し出す。
≪ 平安京 ≫で販売されているハンカチはキノコン達が故意に広めたモノだ。
勿体無いけど、キギナの鼻血を拭いたハンカチは、キギナにあげる事にした。
鼻血を拭いたキギナと話の続きを再開する。
気が付くと時計の針は12時を過ぎていた。
「 朝まで寝かせない 」って言われているし、仕方無いから朝食に呼ばれる迄は付き合おうと思う。
──*──*──*── 翌朝
ウンザリしていたキギナとのBLトークは、朝食の準備を終えたキーノの呼び掛けに依って打ち切りとなった。
オレはキギナから解放されたんだ!!
キーノはオレの恩人だ♥️
そんな訳で、オレは意気揚々と朝食を食べに向かったんだ!
出来立ての美味しそうな朝食が並べられている部屋には既に弓弦さんが座っていた。
弓弦さんは心配そうな面持ちでオレを見ている。
厳蒔弓弦
「 御早う、マオ。
体調は大丈夫か? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 うん……。
朝食を終えたら少し寝ようかと思ってるんだ 」
厳蒔弓弦
「 うむ、それが良いな。
マオは眷属の私達とは違い睡眠を取る必要が有るからな。
依頼は私が1人で受けて減らしておこう 」
マオ:厳蒔磨絽
「 有り難う、弓弦さん(////)」
厳蒔弓弦
「 今日は1日、ゆっくり休めば良い 」
マオ:厳蒔磨絽
「 うん……そうする(////)」
朝食を終えた弓弦さんは、妖怪退治を続行する為に《 厳蒔屋敷 》を出て行った。
オレはキギナに捕まる前に就寝する為に[ 自室 ]へ走った。
どうか、安眠をキギナに邪魔されません様に──。




